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脳のなかの匂い地図

森憲作

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569776507
ISBN 10 : 4569776507
Format
Books
Release Date
March/2010
Japan

Content Description

数十万種類もある香り分子を脳はいったいどのようにして嗅ぎ分けるのか。この謎を解き明かしてゆく、近年の驚きと新発見に満ちたドラマを再現する。ようやく見えてきた香りと脳の秘密に迫る最新脳科学。

【著者紹介】
森憲作 : 1972年に大阪大学理学部物理学科を卒業。同大学大学院では、「脳の可塑性と記憶」の研究で有名な塚原仲晃研究室で神経科学を学び、修士課程修了。群馬大学の高木貞敬研究室の助手・講師となり、嗅覚の研究を始める。エール大学の研究員、大阪バイオサイエンス研究所副部長、理化学研究所脳科学総合研究センター・グループディレクターなどを経て、東京大学医学部教授(細胞分子生理学)。「嗅覚神経系および脳のなかの匂い地図」の研究で世界をリードする研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ハッシー

    ★★★☆☆ 世界の最先端を行く研究者が「脳が匂いや香りをどのように情報として受け止め、処理しているか」を分かりやすく解説する。人が数十万種類もの多種多様な「におい分子」をどう識別しているのかは大きな疑問だったが、イラストを使った分かりやすい説明で腹に落ちた。ただ、においを感知して、電気信号に変換し、脳に送るところまでは分かりやすかったが、脳に信号が入ったあたりからは専門的な用語が増えて、急に難しくなる。鼻をつまんで食べると味気がなくなったり、食後にケーキが食べれるのを仕組みから理解できたのは面白かった。

  • おおにし

    人間の鼻には約400種類の匂いセンサーがあり、反応するセンサーの組み合わせを「匂い地図」上にパターン化して、数10万種類のにおいを識別している。匂いセンサーは特定の匂い分子群に反応するだけではなく、他のセンサーとも交流してセンサー感度を調整している。例えばステーキを食べる前はステーキの匂いで食欲が増進されるが、ステーキを満喫した後はステーキの匂いに対する反応が抑えられケーキやコーヒーのにおい感度が上昇する。”デザートは別腹”には嗅覚も関与していようだ。すごいなあ。

  • 空崎紅茶美術館

    嗅覚といった感覚系を学ぶには、解剖学や生理学など、あらゆる分野が関わっていて、一度やり始めると泥沼にはまってしまうという印象があったのですが、本書では「においを受容するメカニズムとルール」「脳におけるにおい地図」を中心にまとめられていて、説明が分かりやすい。まだまだ解明されていない分野でもあり、未知な分とても興味深い。専門用語もあるので、不明な部分は参考書で確認しながら読み進めました。

  • bb

    勉強にはなったが、「基本的なメカニズムは他の部位と大きくは違わないということが確認された」という印象。こまめに図が多いのはよかった。あとでもう一度よく確認したい。レベルは落とさないというなら、専門用語の英単語と引用文献も欲しかった。ラットとヒトの共通性もいいけど、違いについても個人的には強調してほしいかな。

  • incognito

    東大医学部教授の森先生による新書。研究のありようがわかる本だと感じた。嗅覚に関して今までの知見をまとめてあり、これから進むべき道を示している。おおまかには知っている内容ばかりだったが、細かいところは補えた。やはり嗅覚はアクセルやバックらが入ってきて以来一次ニューロン周辺の解析は急速に進み、今や二次ニューロン以降のマッピング、さらに感覚の統合と情動・記憶との関連のところに大きな謎があるんだなと感じた。

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