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生命学に何ができるか 脳死・フェミニズム・優生思想

森岡正博

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326652617
ISBN 10 : 4326652616
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2001
Japan

Content Description

「脳死」、中絶をめぐる女性・胎児・障害者の現実と権利の問題、個々人の選択に委ねられる優生思想という3つの主なテーマを見据え、生と死の問題を全く新しい角度から考えなおす書。

【著者紹介】
森岡正博 : 1958年高知県生まれ。大阪府立大学教員。哲学・生命学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nbhd

    「田中美津論」だけ読む。田中美津さんってすさまじいな、すさまじすぎるわ、「いのちの女たちへ」絶対読みたいわ。の、一方で、著者の森岡さんが美津さんの言葉を受け取って「男は女にどう向き合うのか」を書いたあたりの覚悟と迫力もすごかった。鉛筆で書き写したいくらいだ。森岡さんは、男の痛みを3つに分ける。@「男らしさ」に抑圧される痛み、A女に与える痛みを男が知った時の痛み、B女の痛みは男には結局わからないという痛み。こうした痛みに男はアワアワする、とり乱す。男は、このとり乱しを生きるしかない、と森岡さんは考えている。

  • takao

    ふむ

  • ask_smmt

    脳死や男性学のパートにはあまり惹かれなかったが、リブと青い芝の会の対立、および解消していない問題における論点の整理は明快で、勉強になった。

  • えぬ共同体

    「いのち」に線を引き、「権利」としてそれを言い切る「生命倫理学」が無視してきた、脳死や人工妊娠中絶に際して揺らぎ、「とり乱す」「私」、そのリアリティを真正面から取り扱う「生命学」の理論的基盤の書。 特にウーマンリブの中心人物たる田中美津について論じた部分は必読。田中の生/性と「殺人」としての中絶を考え抜く極限的な思想と、それに男性として否応なく動揺し、自らのセクシュアリティを問い直す著者との対話は、本書を読み進める私たちをも「とり乱」させておかない。

  • サラ

    レポート用。非常に読みやすく、読んでいて苦ではなかった。

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