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表現を味わうための日本語文法 岩波現代文庫

森山卓郎

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006004897
ISBN 10 : 4006004893
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本語表現の不思議さと面白さにせまる。詩人や作家、歌人、俳人、ヒットソングの作詞家たちが、研ぎ澄まされた言語感覚のすべてを傾けて生み出した表現を、パズルのように解いてみる。言葉そのものが持つ奥行きを何重にも味わうための、日本語文法の入門書。より深く楽しむために、新たに二つの補説を加えた増補決定版。

【著者紹介】
森山卓郎 : 1960年京都市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1987年学術博士。大阪大学文学部助手・講師、京都教育大学教育学部国文学科教授を経て、早稲田大学文学学術院教授。日本語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 広瀬研究会

    この文法の指南本の良い点は、例文を示すのに文学作品や唱歌、流行歌をふんだんに引用しているところです。助詞の「は」と「が」を説明するのに「メロスは激怒した」とか「恋人がサンタクロース」を例に出す、みたいな。「らしい」を使った文章を「ようだ」に変えるとどうなるのか、あえて文法を外している箇所を正しく直してみたらどう変わるのか等、書き手がいかに文章と格闘してるのか、ということが実感できます。山頭火の俳句で省略されてるところに隠されているものは何か、なんて考察も愉しかった。

  • タカオ

    タイトルどおり日本語文法のことが書かれているが、話題は多岐に渡り、そのひとつひとつがコラムのような雰囲気でポンポンポンポン出てくるので、おもしろくて飽きない。入門といえば入門かもしれないが、ちょっと興味を持って手に取って読むのに、ちょうどいい内容だった。

  • ぽん

    日本語を母国語にしているとニュアンスで何となく違いは分かっても、いざどう違うと聞かれるとわからない文法的理解。実際の文学や童謡、詩歌を題材にしてなぜこの表現になっているのかという切り口は、物の見方を深めてくれそうでいい。「みんながだいすきアンパンマン」の解釈違いなんて考えたことなかったし、「お池のまわりに」が「まわりで」だったらどうニュアンスが変わるのかも指摘されて初めてなるほどと思った。

  • 石ころ

    具体例として引いている詩歌がどれも良い。

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