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楠都 第二巻 熊本の光と影の青春 万日山の誓い

森山光成

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909009043
ISBN 10 : 4909009043
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

両親から、どうやって生を生きるか、を求めたヘッセの生きざまについて解説を受ける。
熊本大水害は秀彬に多くの変化をもたらした。由子の死は、人間の死や生とは何か、深く考えさせる。益々、作家に成ろうという気持ちを強くした。 由子を偲び、山でアザミの花を見る。『アザミの歌』の高嶺の花のユリよりも秘めたる夢の気高さ≠フ歌詞から、作家に成る秘めたる夢≠追う、と思い募る。 夏休み、合津の海辺で桜貝を秀が見つける。美紗子と美里は、由子を偲ぶ秀彬の気持ちを推して『桜貝の唄』を歌う。うるわしき 桜貝一つ、去り行ける 君にささげん ≠ニ歌う美紗子と美里に、涙が溢れた。  近くの神社で青大将と仲良くなった秀彬をみた老師が小学生の秀彬の素養を見抜き、両親の許可を得て秀彬を鍛え始める。老師の家で秀彬は、重要な出会いを持つ。老師の奥さんの友人の、医師の奈美さんだった。六十歳台にしか見えない奈美さんは、八十歳台の、健康で美しく輝いている女性だった。会う度に、胸を躍らせ仰ぎ見る秀彬は、長年、奈美さんを、憧れて過ごした。  合気道の町道場に通い始めた秀彬は多くの人々を知る。武道の素質のある秀彬は、師範の相手役を果たすまでになっていく。  
夏休みの課題に、将来、何になりたいか=B秀彬は作家になる≠ニ宣言、先生は秀彬の志を知って、家庭訪問してきた。栗山先生は、立派な作家になるとは、どういうことか≠語る。帰り際に、ゲーテの『天使はいつも努力している人を、幸せの彼方に運ぼう≠ニ常に囁いている』という言葉を言い残していった。翌年、暑中見舞いへの返信には亡き妻に代わり君の前途を祈る≠ニいう簡潔な言葉が綴られ、秀彬は呆然となり、ポアの行を捧げた。  中学生活は、抜群の成績を維持、海野老師宅での教え、手紙を貰った多くの女子生徒や、接触する大人の女性たちとの交友に努める秀彬の姿。  高校入学後、学業に精出し、多くの女友達との交遊を継続するも、優秀な成績を維持した。コリン・ウイルソンやラジニーシ、シュタイナー等、古今の名作を速読で読破し、速記で纏めていく秀彬は、フル回転で毎日を送っていく。  高校入学、禅の老師から、道元禅師の言葉のみで編纂された『修証義』の詳しい説明を受ける。典座和尚の重要性と三心について秀彬は、学んだ。  高校二年の秀彬は、老師の紹介で米国人の若い作家ジェーンを知る。ジェーンは、秀彬の前に現れた強力な情報提供者だった。秀彬の(将来作家に成りたい)と言う志を知り、秀彬の本質を見抜いたか、ジェーンは、秀彬一家にも大事な情報を提供してくれる情報源となった。  まず、『オアスペ』を紹介される。創造主について、人間の生と死について、死の後で魂はどこに行くか、現代の人類の祖先について、『オアスペ』は、未知の情報を提供してくれた。それらを、とんでもない絵空事とは解釈せず、徹底的に内容を検証していく秀彬だった。巨大な四つの獣の勢力に支配される時代、戦争を好む肉食の人間から平和を愛する草食の人間への変化を創造主が望んでいることなど、多くを秀彬は知った。

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