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興亡の世界史シルクロードと唐帝国 講談社学術文庫

森安孝夫

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062923514
ISBN 10 : 4062923513
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

シルクロードとは、単なる「東西交易路」ではなく、突厥、ウイグル、チベットなど諸民族が入り乱れるまさに世界史の最前線だった。この地に大きな足跡を残して消えた「ソグド人」とは何者か。唐は漢民族の王朝なのか。オリジナルの研究成果をもとに騎馬遊牧民の動向を追い、中央ユーラシアの草原から中華主義と西洋中心史観の打倒を訴える論争の書。

目次 : 序章 本当の「自虐史観」とは何か/ 第1章 シルクロードと世界史/ 第2章 ソグド人の登場/ 第3章 唐の建国と突厥の興亡/ 第4章 唐代文化の西域趣味/ 第5章 奴隷売買文書を読む/ 第6章 突厥の復興/ 第7章 ウイグルの登場と安史の乱/ 第8章 ソグド=ネットワークの変質/ 終章 唐帝国のたそがれ

【著者紹介】
森安孝夫 : 1948年福井県生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院在学中に、フランス政府給費留学生としてパリ留学。金沢大学助教授、大阪大学教授、近畿大学教授などを経て、(財)東洋文庫研究員、大阪大学名誉教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 優希

    面白かったです。シルクロードと唐帝国の前近代における世界史上の位置づけがよくわかりました。シルクロードは世界史の舞台として諸民族が入り乱れ、足跡を残していく。特に大きな足跡を残したソグド人とは何者かを解き明かしているのが興味深かったです。ソグド人とは何者か、唐は漢民族の王朝であったのかなどが細かく研究され、論争の著として見ることができるでしょう。中華主義ともヨーロッパ史観とも異なる歴史の視点が見て取れます。

  • ぽんすけ

    シリーズ2巻目は、それまでのシルクロードが単なる東西交易路であったという説から、唐、突厥のちウイグル、チベットといった大勢力が入り乱れる最前線であったとする説とその根拠について書かれたもの。またその大商業ネットワークを各勢力に密接に関わったソグド商人の足跡から読み解いていくという大変面白いものだった。中身的にはすごく良かったと思うのだが、前書き部分が面白さを台無しにしていると感じた。学者先生の間での学説論争に正直興味はなく、大衆向けシリーズであるからには一般人の知的興味をくすぐるに留める物であってほしい。

  • Mzo

    シルクロードと唐帝国、というタイトルだが、中身はほぼソグド史。馴染みの少ない領域なので面白かったです。唐に関しても、ほほうとなるところも少なくない。てっきり漢人国家だと思ってましたが、皇族は鮮卑系だったのですね。なお、著者のいろんな主張が多く、それがアクの強さとなってますが、一歩引いて読めばいいと思いました。

  • ジュンジュン

    近代以前は中央ユーラシアこそ歴史の原動力であり、唐もユーラシア史の中で捉えなおす必要があるという著者の論旨には大いに興味を惹かれる。が、内容はいただけない。序盤に展開された同業者への強烈な批判。中央アジア史を一個の歴史世界と捉えただけなのに、どうしてこうも攻撃的になれるのか?あともう一つ。繰り返し指摘するのは自身の研究成果の数々。う〜ん、クセつよ。本書のタイトルは「ソグド人とシルクロード」こそ相応しい。

  • ふぁきべ

    読むのを何度もあきらめようかと思うほど苦痛な一冊だった。他の人も感想で書いているが、自分の主張と他の研究者の揚げ足取りの話ばかりで辟易とする。本の内容的には、「ソグド人」とでも銘打つべき内容で、唐やシルクロードにおけるソグド人の重要性の話が中心。ここでも著者の思い入れが強いのか、根拠はないがソグド人が果たしていたかもしれない役割の話に数十ページ割いていたり、そこまで無理やりソグド人につなげなくても…と思うところが多すぎた。文章も読みやすいとは言い難く、お勧めすることはできない一冊

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