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Vs.井上尚弥 怪物に出会った日 講談社文庫

森合正範

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065395677
ISBN 10 : 4065395674
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「みんな、井上と闘うなら今しかない。来年、再来年になったらもっと化け物になる」
2013年4月、井上尚弥のプロ3戦目の相手を務めた佐野友樹はそう叫んだ。
それからわずか1年半、世界王座を計27度防衛し続けてきたアルゼンチンの英雄オマール・ナルバエスは、プロアマ通じて150戦目で初めてダウンを喫し2ラウンドで敗れた。「井上と私の間に大きな差を感じたんだよ‥‥」。
2016年、井上戦を決意した元世界王者・河野公平の妻は「井上君だけはやめて!」と夫に懇願した。
WBSS決勝でフルラウンドの死闘の末に敗れたドネアは「次は勝てる」と言って臨んだ3年後の再戦で、2ラウンドKOされて散った。
バンタム級とスーパーバンタム級で2階級4団体統一を果たし、東京ドームでルイス・ネリ戦を倒した「モンスター」の歩みを、拳を交えたボクサーたちが自らの人生を振り返りながら語る。第34回ミズノスポーツライター賞最優秀賞に輝いたスポーツノンフィクション。

【本書の内容】
プロローグ
第一章 「怪物」前夜(佐野友樹)
第二章 日本ライトフライ級王座戦(田口良一)
第三章 世界への挑戦(アドリアン・エルナンデス)
第四章 伝説の始まり(オマール・ナルバエス)
第五章 進化し続ける怪物(黒田雅之)
第六章 一年ぶりの復帰戦(ワルリト・パレナス)
第七章 プロ十戦目、十二ラウンドの攻防(ダビド・カルモナ)
第八章 日本人同士の新旧世界王者対決(河野公平)
第九章 ラスベガス初上陸(ジェイソン・モロニー)
第十章 WBSS優勝とPFP一位(ノニト・ドネア)
第十一章 怪物が生んだもの(ナルバエス・ジュニア)
エピローグ

【著者略歴】
森合正範(もりあい・まさのり)
1972年、神奈川県横浜市生まれ。東京新聞運動部記者。大学時代に東京・後楽園ホールでアルバイトをし、ボクシングをはじめとした格闘技を間近で見る。卒業後、スポーツ新聞社を経て、2000年に中日新聞社入社。「東京中日スポーツ」でボクシングとロンドン五輪、「中日スポーツ」で中日ドラゴンズ、「東京新聞」でリオデジャネイロ五輪や東京五輪を担当。雑誌やインターネットサイトへの寄稿も多く、「週刊プレイボーイ」誌上では試合前に井上尚弥選手へのインタビューを行っている。著書に『力石徹のモデルになった男 天才空手家 山崎照朝』(東京新聞)。本書で第34回(2023年度)ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。









【著者紹介】
森合正範 : 1972年、神奈川県横浜市生まれ。東京新聞運動部記者。大学時代に東京・後楽園ホールでアルバイトをし、ボクシングをはじめとした格闘技を間近で見る。卒業後、スポーツ新聞社を経て、2000年に中日新聞社入社。「東京中日スポーツ」でボクシングとロンドン五輪、「中日スポーツ」で中日ドラゴンズ、「東京新聞」でリオデジャネイロ五輪や東京五輪を担当。雑誌やインターネットサイトへの寄稿も多い。本作で第34回(2023年度)ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ma-bo

    2023年に単行本で刊行されたものは読了済。井上尚弥に挑み敗れ去った男達に取材、怪物に挑んだ者しか知らない真実を追い、生き様を描いた至極のノンフィクション。文庫化にあたりプロローグで触れられていた、WBSS初戦、VSパヤノ「あのとき書けなかった七十秒の真実」を新たに書き下ろし。さらに単行本の最終章、父のオマール・ナルバエスを倒した井上尚弥と闘いたいと語っていたナルバエスジュニアがプロになり、文庫版エピローグに登場。

  • Yuuki.

    めちゃくちゃ面白かった!井上尚弥と闘った選手たちへの取材内容を通して、テレビで試合を観ているだけでは分からなかった「井上尚弥の何が凄いのか」が分かった。そして、それと共に選手それぞれのボクサーとしての生き様が伝わってきた。ボクサーになったキッカケや、ここまで来れるまで努力できた理由は生まれ育った環境などによって様々。しかし、どの選手の話も熱い。読んでいて妙に興奮したり、目頭が熱くなったりした。

  • コニタン

    井上尚弥と戦った選手のその後を知る事ができ嬉しかったです。それぞれの選手が、井上尚弥と戦うまでの経歴と準備も知る事ができ貴重な著書です。2014年12月30日、オマール・ナルバエスが井上尚弥に敗れた試合で、ナルバエスの息子が泣いていたシーンが私は、忘れられなかった。その息子がプロボクサーとしてデビューしていたことが感慨深い。井上尚弥と戦った選手は皆、好人物です。

  • iqo720

    ★★★★。熱かった。敗者の言葉から怪物の恐ろしさが立体的に伝わってくる。清々しいインタビューは読んでいて快い。思いついても実行するのは難しいだろう企画を実現させてくれてありがとう。雑誌numberでの清原特集を思い出した。どの選手もしっかり準備してきてもことごとく沈められていく。圧倒的な試合展開の中では薄まりがにな準備の濃さを少しでも知ることができたのは嬉しい。そしてマッチメークやファイトマネーの生々しさよ。20年ぶりに後楽園ホールでボクシングを観たくなった。レモンサワーを飲みながら。

  • Remi

    井上尚弥は最強に強い。老若男女の誰もが認める憧れの存在なのだと思う。その井上尚弥と書かれた本に私も興味を持ったわけだが、内容は井上と戦って負けたボクサー側の話だという。これがまた面白い。いや、面白いなんて表現はとても失礼だ。強い者に立ち向かう勇気と負けを受け入れる際の心情が細かく描かれている。それは小説以上に熱い物語だった。井上と戦ったボクサーに拍手。そして井上尚弥という怪物にリスペクト! 本を読まない人にも読ませたい一冊。

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