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高倉健 七つの顔を隠し続けた男

森功

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062205511
ISBN 10 : 4062205513
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

高倉健――小田剛一(おだたけいち)。1931年に生まれ、2014年に83歳で没した、戦後最大の映画スター。『網走番外地シリーズ』 『ゴルゴ13』 『八甲田山』 『幸福の黄色いハンカチ』 『駅 STATION』 『ブラック・レイン』 『鉄道員』などで様々な役を演じきった高倉健は、実は私生活でも、多くの顔を隠し持っていた!
スポットライトが当たっていないときの高倉健の人生は、むしろ陰影に支配されていた――当代最高のジャーナリストが日本全国で徹底取材した、 人間の本質を抉り出すノンフィクション!!

【目次】
序 章 京都の隠れ家
第1章 大物ヤクザがレスペクトする男
第2章 先祖に祈る男
第3章 銀幕のプレイボーイ
第4章 純愛の男
第5章 フィクサーと長嶋茂雄の親友
第6章 義理と人情に支配された男
第7章 溺愛した養女――心に闇を抱えた男
終 章 瀬田の墓と鎌倉の墓

【著者紹介】
森功 : 1961年、福岡県に生まれる。岡山大学文学部卒業。伊勢新聞社などを経て、新潮社に入社し、「週刊新潮」次長などを務める。2003年から、フリーのノンフィクション作家として活躍。2008年、「月刊現代」の連載「ヤメ検―司法に巣喰う生態系の研究」、2009年、「月刊現代」掲載「同和と銀行三菱東京UFJの闇」と、二年連続で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鉄之助

    隠し続けた七つの顔。終生つきまとった同性愛疑惑(?)説や、最晩年、突如として現れた(?)養女の存在などなど…。 高倉健は、本当に幸せだったのだろうか? 考えさせられた。が、他人が何と言おうが、高倉健は「高倉健」だった。彼が好きだったという山頭火の句「何を求める 風の中ゆく」が、心に沁みる。

  • kinkin

    2017年刊行。サブタイトルの七つの顔というのが最後までよくわからずじまいだった。高倉健という人はプライバシーをとても守る人だったという。女性についても悪い意味ではなくとても用心深かったともいう。前半はそんな健さんのスターダムへ登ってゆく過程、江利チエミとの結婚そしてその後に起きる次々の悲劇。後半は江利チエミとの離婚後、様々な人との関わり合いが書かれている。ただし本人とのインタビューはなし。あくまで伝聞。あとは昔の芸能界、今では考えられないくらいヤクザやその関係の人達との付き合いが多かったみたい。

  • fwhd8325

    私は、高倉健さんの何が知りたかったのだろう。たくさんの映画で感動させてくれた。それだけでいいじゃないかと思った。その作品は、何度でも見ることができ、その度に、思い出や新しい感動を与えてくれるだろう。謎めいた養女の存在は、らしからぬということだが、それも健さんの人生の一つ。渥美清が、ずっと車寅次郎であったように、ずっと高倉健を演じていたんだと思います。

  • らー

    人は誰もが亡くなるときにはプラスマイナスゼロと言いますが、確かにそうなのかも。健さんの華々しい活躍の裏側のプライベートは、あまりにも悲惨でした。そして健さんほどのスターになってしまうと、周りが何も言えなくなり、かえって孤独で、結局世間知らずに陥ってしまうのだろうなとも思いました。養女のくだりはまさにそう。遺骨や遺産の件はまったく腹立たしいですが、疑わしいことがすべて真実なら、彼女にもいずれまさに因果応報だと…。

  • きょちょ

    この本を読んでも明解にされない事柄があって、すっきりしない。1つは江利チエミとの離婚の原因。チエミの異父姉に原因があるようだが、2人の心情がはっきりしない。2つめは養女。実に不可思議で変な女性。彼は密葬と報道されたが、親戚一人を除いて実の妹さえ彼の死は知らされていなかった!知らされた親戚も火葬の際は、この養女から追い出されてしまう。彼の自宅や所有していた車やクルーザーもすぐ処分されてしまうし、お骨もどこへいったの?一体この養女(最後の恋人であるともされる)は、本当に高倉健を愛していたのだろうか?? ★★★

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