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渡海僧がみた宋代中国 参天台五臺山記を読む

森公章

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784840626095
ISBN 10 : 484062609X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
森公章 ,  

Content Description

"平安時代の僧が書いた旅日記を読み解き、約1000年前の中国や旅の様子を知る
中国に渡航し、聖地である天台山・五臺山を巡礼した平安時代の天台僧・成尋の旅日記『参天台五臺山記』。
470日間書き続けられた日記を読解・解説し、当時の風俗・習慣・食生活・動植物・交通事情・旅の様子を知る。

【内容説明】
<1>470日連続して記された旅日記『参天台五臺山記』の世界
 延久4・5年(1072・1073)、中国に渡航し、天台宗の本山である天台山や文殊信仰の聖地、五臺山を巡礼した平安時代の天台僧・成尋60歳の旅日記『参天台五臺山記』。470日間欠かさず書き続けられた日記をわかりやすい文体で読み解き、当時の旅を体感する。
<2>克明に記された北宋中国の風俗・文化を知る
 『参天台五臺山記』には仏教関係のみならず、宋代中国で最も充実した神宗期(在位1067〜1085)の政治・経済・社会・文化などの見聞が記録される。さらに風俗・習慣・食生活・動植物までもが詳細に書かれており、約1,000年前の宋代中国の様子を知ることができる。
<3>平安時代の天台僧が過ごした旅の日常を知る
 『参天台五臺山記』には、中国の水陸交通や、毎日の金銭の収支・物価までもが克明に記されており、平安時代の旅がどのように行われたのかを知ることができる。
<4>図版を交え、原点史料を読む醍醐味を知る
 著者は史料纂集古記録編『参天台五臺山記』第一・第二(八木書店、2023年)の校訂を担当。その最新の研究成果を踏まえ、図版を交えて、生き生きと描かれた旅日記を読み解く。

◆成尋(1013〜1081)平安時代中期の天台宗の僧。母は女流歌人で「成尋阿闍梨母集」を残した源俊賢の娘(成尋阿闍梨母)。曾祖父は儀式書『西宮記』をまとめた源高明。延久4年(1072)60歳で北宋へ渡り、天台宗の本山である天台山や文殊信仰の聖地五臺山を旅した。また、円仁や「然の旅行記と恵心僧都源信の『往生要集』を宋にもたらす一方で、経典など600巻余りを日本へ送った。帰国しようとしたが慰留され宋朝に残り、首都開封で没した。"

【著者紹介】
森公章 : 東洋大学教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tokumei17794691

    宋代の道中記解説書としては貴重。だが、「中途半端」な感を禁じ得ず。成尋と宋僧との交流(贈答品、経典の貸し借り)、宋帝との謁見、道中での心付けは詳述。ただ、各地の寺や観光の模様、食事、出入国、両替は、本書の著者森氏校訂『史料纂集参天台五薹山記』(『参記』)との重複を避けるためか、『参記』からの引用・要約もなく、『参記』に記述あり、との感じで、同書に詳細を譲っていることが多く、物足りぬ。森氏校訂『参記』の付録にするか、読者を入宋僧に見立てて『天台・五薹山巡礼ガイドブック』として、『参記』を再構成してほしかった

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