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ISBN 10 : 4797681365
Content Description
「暴力反対」とはよく聞くが、世の中は暴力にあふれている。国は警察という暴力装置を持ち、問答無用で徴税する(そして増税する)。資本主義は私たちを搾取し、格差を生み出す。家父長制は男性優位・女性劣位のシステムをつくりあげる。こうした暴力に対抗するには、また別種の暴力が必要となる。暴力には否定すべきものと、肯定せざるをえないものがあるのだ。思考停止の「暴力反対」から抜け出し、世界の思想・運動から倫理的な力のあり方を学ぶ。
目次 : 第1章 世界は暴力にあふれている(暴力的な私たち/ 暴力の思想史/ 暴力論を組み合わせる/ 非暴力を批判する)/ 第2章 支配・搾取する、上からの暴力(構造的暴力とはなにか?/ ショック・ドクトリン/ 廃絶運動)/ 第3章 自律・抵抗する、下からの反暴力(サフラジェット/ 統治と抵抗/ サパティスタ民族解放軍(EZLN)/ ロジャヴァ革命/ 反暴力を定義づける)/ 第4章 暴力の手前にあるもの(相互扶助/ 抵抗運動は無駄なのか?/ 私たちの闘い方)
【著者紹介】
森元斎 : 1983年生まれ、東京都出身。長崎大学教員。専門は、哲学・思想史。博士(人間科学)。中央大学文学部哲学科卒業、大阪大学大学院人間科学研究科修了。日本学術振興会特別研究員、パリ第十大学研究員などを経て、2019年より現職。現代思想やアナキズムに関する思想の研究をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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skunk_c
読了日:2024/04/11
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読了日:2024/05/03
かんがく
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