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天然資源をめぐる政治と暴力 現代インドネシアの地方政治 地域研究叢書

森下明子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784876987153
ISBN 10 : 4876987157
Format
Books
Release Date
April/2015
Japan

Content Description

天然資源を誰が管理するのか―権威的支配が崩壊し、社会的亀裂を抑えてきた圧力が解かれた今、インドネシアは、新たな不安定要因を抱えている。しかし、対立が暴力に及ぶ地域もあれば、そうでない地域もある。インドネシアの中でも最も資源豊かでかつ多民族・多宗教社会であるカリマンタンを舞台に、暴力政治を回避する途を探る。

目次 : 序章 資源国における天然資源と暴力/ 第1章 暴力・天然資源・地方政治/ 第2章 カリマンタンの民族紛争/ 第3章 スハルト時代における権力と資源の分配/ 第4章 民主化・地方分権化後の地方首長の変化/ 第5章 東カリマンタン州の地方政治・経済構造―中央政治に翻弄される州政治エリートたち/ 第6章 中カリマンタン州の地方政治・経済構造―地元実業家の政治的台頭/ 第7章 西カリマンタン州の地方政治・経済構造―群雄割拠する中小規模の地方有力者たち/ 終章 資源産出地域における政治と暴力

【著者紹介】
森下明子 : 1977年、和歌山県生まれ。2006年、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(東南アジア地域研究専攻)修了。日本財団アジア・フェロー、日本学術振興会特別研究員(PD)、在マレーシア日本国大使館専門調査員、京都大学東南アジア研究所特定研究員などを経て、2014年より京都大学学術研究支援室リサーチ・アドミニストレーター。博士(地域研究)。主なフィールドはインドネシア及びマレーシア政治研究。専門は資源・環境政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • こずえ

    インドネシアの地方政治についてよくまとまっている本。 全般的に、邦書でアジア・アフリカの専門書は京大の研究所のものをあたるとよい

  • Ahmad Hideaki Todoroki

    来月参加予定の講演のスピーカーが本書の著者森下さん。インドネシアのカリマンタン島各地の地方政治を概観するには最適の一冊。新首都IKN周辺の開発とそれがもたらす影響を踏まえての新章を追加して、増補改訂版が出されるべきだろう。「民主主義大国」インドネシア政治のリアルを知りたい人に強くお薦め。ネトフリで観られる映画『そして、霞立ち込めて』の副読本にもピッタリです。

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