Books

すべては「裸になる」から始まって 講談社文庫

森下くるみ

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062760300
ISBN 10 : 4062760304
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

森下ファンには悪いが、彼女には文才がある。」――花村萬月(解説より)

あったかいなぁ、人肌は。だから、AV女優になった。

「荒療治ですが、裸を晒すということは、一度自分をリセットするのに打ってつけでした」家族の愛情に飢えて育ち、底なしの寂しさを抱えてAVという世界にたどり着いた、あたし。「人を好きになりたい」と過激なカメラの前に立つ。人気AV女優が、自らの生い立ちを繊細な筆で綴った、ソウルフルな自伝の書。

Content Description

「荒療治ですが、裸を晒すということは、一度自分をリセットするのに打ってつけでした」家族の愛情に飢えて育ち、底なしの寂しさを抱えてAVという世界にたどり着いた、あたし。「人を好きになりたい」と過激なカメラの前に立つ。人気AV女優が、自らの生い立ちを繊細な筆で綴った、ソウルフルな自伝の書。

目次 : 第1章 AV女優誕生(卑しいオッサンにスカウトされて/ 富良野での初撮影 ほか)/ 第2章 色々な人と出会って(お金と友だち/ 彼氏とのセックス ほか)/ 第3章 過酷な撮影現場(クイーンと呼ばれたころ/ 死ななきゃ何でもやる ほか)/ 第4章 一生懸命に生きる(コラムから/ あったかいなぁ、人肌は ほか)

【著者紹介】
森下くるみ : 1979年秋田生まれ。1998年にインディーズレーベル「ソフト・オン・デマンド」からAV女優としてデビュー。多くのファンを獲得し、約10年の間に50本強の作品に出演。その後「Dogma」に移籍。男性誌グラビアやコラムの連載、トークイベントの出演、クラブのDJなど、活動は多岐にわたる。「小説現代」2008年2月号に短編小説「硫化水銀」を発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
☆
☆

3.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
ど田舎で貧乏な家庭環境に育ち、家族や恋人...

投稿日:2010/06/08 (火)

ど田舎で貧乏な家庭環境に育ち、家族や恋人の事、ファンや偏見について等がサラ〜っと書かれている。自伝風といえば自伝風のような内容ではあったが、実生活をトコトン曝け出したというほどの衝撃的な内容でもない。 AV女優としては長い間、第一線で活躍し続けている大ベテランだが、そこからしたたかに次のステップへ駆け上がろうとする欲も特にないようだ。まったく掴みどころのない、素っ気ない彼女の魅力に取り付かれたなら楽しめる内容だし、興味のない人には彼女の天然ぶり?に物足りなさを感じてしまうだろう。 とりあえず、暇つぶしにはお手頃な文章量ではあった(笑)

doracat さん | 東京都 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • まさきち

    すごく読みやすい文章。ただ言いたいことは何となくわかるけれど、もうちょっと整理してからまとめるともっと引き込まれたかもと思った一冊。でも父親との件にはぐっときた。

  • 彩香

    AV女優森下くるみさん。緊縛プレイは日本の芸術。蜘蛛の巣を見るたび蜘蛛の気持ちを考えると思い出し崩してしまうのをためらってしまいます。

  • lonesome

    「信じるには、まず先に覚悟することだ。そして諦めないこと。その強い意志。」 父親へのわだかまりが解け許せた時に、彼女が諦めずにいたもの、本当に求めていたものが何だったのかが見えた瞬間の文章に心が動かされた。

  • サラ.K

    まっすぐ生きている女性だと思った。自己憐憫のかけらもなく、さっぱりと、堂々としている。生き方のモンダイだよね。ナカミの問題だ。同じ意味で本書に登場した加藤鷹さんの印象もすごく強かった。

  • sawa

    ★★★★☆ 偏見を持たないって難しいこと。自分も性的な仕事をしている人に対して、全くそういう気持ちがないかと言えば否定できないかもしれない。しかしこれを読むと、一生懸命仕事をしている人について、職業の貴賤など全くないのだと思い知らされる。大量飲液(そう呼ぶのは初めて知った)や汚物がついた付近を舐めるなど、読んでるだけで吐き気のするような行為を乗り切るのは、プロ根性、職人意識の生せる技。抑えられた筆致もよく、頭のいい女性なのだと感じた。彼女が書いた小説にも興味が湧いた。(図)

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items