Product Details
ISBN 10 : 4622095548
Content Description
アーレント『革命論』をどう読むか。本書は『革命論』の訳者による、詳細なテクスト読解である。「革命とは何か」についてのアーレントの基本的考え方、フランス革命からロシア革命にいたる系譜だけでなく、アメリカ独立革命にアーレントが重点を置いた意味、さらに、始まりとは、約束とは、「どんな革命にも驚くべき規則性で現われてくる新しい国家形態」である評議会制とは、そして憲法とはいかなるものか。このように『革命論』を読み解きながら、著者はわれわれを取り巻く戦後日本の姿、とくに日本国憲法のあり方をめぐって考察を進めてゆく。一冊の本から何を知り、理解し、考えることができるか。厳密かつ自由なレッスンの書である。
目次 : 序論 「戦争と革命」を読む/ 第1章 「歴史的背景」を読む/ 第2章 「社会問題」を読む/ 第3章 「幸福の追求」を読む/ 第4章 「創設―自由の構成」を読む/ 第5章 「時代の新秩序」を読む/ 第6章 「革命の伝統と、革命精神」を読む
【著者紹介】
森一郎著 : 1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、東北大学情報科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
