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このビル、空きはありません! オフィス仲介戦線、異常あり 集英社オレンジ文庫

森ノ薫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086804837
ISBN 10 : 4086804832
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
ゆき哉 ,  

Content Description

入社以来、契約ゼロを続けていたオフィス仲介営業の咲野花。ついに初契約と思われた案件も押印直前で壊れ、とうとう営業から謎の男性早乙女さんの一人部署・特務室に異動になった。特務室に仕事はなく、同期に蔑まれ、花は退職を申し出る。だが早乙女さんから「査定に響く」と慰留され最後に一つだけ仕事をすることに。それが崖っぷち社員の反撃の始まりだった!?

【著者紹介】
森ノ薫 : 「早乙女さん、特務です」で2022年ノベル大賞(大賞)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぶんこ

    すごく面白かったです。営業の仕事は、誠実さと正直こそが大事だと改めて感じいりました。ちょうど今現在不動産業者と関わっていて、馬鹿正直なので、お得を強調する他業者とは差が出ているのですが、やっぱり例え損してでも正直に勝るものは無しと痛感。新入社員としては、直属の上司が得を優先する人だったら厳しいけれど、関ヶ原さんは誠実な人で良かった。日暮里10坪10万円や、代々木上原キッチンカースペースが3万円は、どう考えても安すぎるとは思う。ビズオフィスの上司堤さんがいい人なのに、部下の吹原さんのなりすましはアウト。

  • よっち

    入社以来、契約ゼロを続けるオフィス仲介営業の咲野花。初契約かと思われた案件も押印直前で壊れ、とうとう謎の男性早乙女の一人部署・特務室に異動になるお仕事小説。仕事らしい仕事もなく同期には蔑まれ、退職を申し出る花。早乙女の提案で最後に一つだけクライアントの希望に合致するオフィスビルを探す展開で、「査定に響く」という理由で慰留する早乙女には苦笑いでしたけど、ペット可の物件探しや空き室を巡るギリギリの攻防など、謎も多い早乙女もいい感じに花を動かす采配を見せて居場所を見出すストーリーは勢いがあって面白かったですね。

  • うめきち

    すごく忙しそうな感じか伝わってきた。早乙女さんがまだ謎。そんなに重要な何かがあるのかわからなかったし、カリスマ性も見られなかった。続編とかでたらもっとわかるのかなと思った。

  • 栗山いなり

    契約ゼロが続き特務室に異動となり退職を考えるようになった咲野花の奮闘を描いたお仕事小説。結構ぶっ飛んだ展開もあったけどそこも含めて勢いを感じる、良くも悪くも新人作家らしい小説だったと思う。

  • きまたよ

    オフィス仲介業で新卒入社1年、初めての女性営業で販売実績なし、最後の案件も失注で、営業から「特務課」に飛ばされた。上司はおっさん一人で事務所は退去したネイルサロン。辞めようと思ったけど変な理由で慰留され、甘酒屋や男性用美容サロンにヘッドハンティングの話が出る変な上司の元、案件調査や「ゲンカク」(現場確認)を頑張る。そんな中、失注案件の原因らしきものや、知り合いの引っ越し希望などの案件が浮かんでくる。これらの中、主人公の意識にも少しずつ変化が出てくる。恋愛要素はないけど、ジャットコースター的に読み切れる。

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