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科学技術コミュニケ-ション入門 科学・技術の現場と社会をつなぐ

梶雅範

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784563019303
ISBN 10 : 4563019305
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

知識や経験の異なる者同士をつなぐ“科学技術コミュニケーション”は、環境、人権、倫理などの問題に対して、人々が知恵を出し合い議論を重ね解決の糸口を見つける際に、重要な役割を担ってきている。本書は、理工系の学生や科学・技術の現場で働く人のために科学技術コミュニケーションの現状と展望をまとめた書である。第1部では、科学・技術の現場で必要とされているコミュニケーション能力を、第2部では、いま科学技術コミュニケーションが注目されている理由、第3部では、個人としての科学技術コミュニケーションへの関わり方を解説する。

目次 : 第1部 社会の変化と技術系現場のコミュニケーション(技術系職場の科学技術コミュニケーション/ 科学技術系の仕事をめぐる個人と社会のコミュニケーション/ 土木技術者は社会的意志決定にどう向き合うのか/ 土木技術者は社会的意思決定にどう向き合うのか/ 参加型社会基盤整備における専門家と市民の間のコミュニケーション技術/ 市民参加を可能にするコミュニケーションの基礎技術)/ 第2部 科学技術コミュニケーションの歴史的背景(社会における専門家の役割―イタイイタイ病の原因をめぐる議論から/ 未知のリスクとコミュニケーション不全―英国BSE対策における「初動」の失敗/ 科学技術コミュニケーション問題の起源/ 「サイエンスコミュニケーション」の発生と発展―英国その他欧州の歴史を概観する)/ 第3部 科学技術コミュニケーションの浸透と発展(楽しみのための科学技術コミュニケーション/ サイエンスカフェをテレビ的に設計する―科学への共感をより高めるために/ 新聞は読者と科学技術をどう変えてきたか/ NPOは個人の力を集団の力にする)

【著者紹介】
梶雅範 : 1979年東京工業大学理学部化学科卒業。1988年東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了。学術博士。1990〜1992年レニングラード(サンクト・ペテルブルグ)国立大学留学(ソ連政府奨学金留学生)。1994年東京工業大学工学部人文社会群助教授。1996年東京工業大学大学院社会理工学研究科助教授。2007年同准教授

西條美紀 : 1998年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較文化学専攻修了。博士(人文科学)。1999年早稲田大学日本語研究教育センター客員講師。2001年東京工業大学留学生センター助教授。2006年同教授

野原佳代子 : 1995年オックスフォード大学東洋学研究所日本学常勤講師。1998年オックスフォード大学大学院クイーンズカレッジ博士課程修了。博士D.Phil.(翻訳理論)。日本学術振興会特別研究員P D。2000年学習院大学文学部助手。2002年ルーヴェンカトリック大学文学部国際研究員。2004年東京工業大学留学生センター助教授。2007年同准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 木村すらいむ

    西條先生の”サイエンス・カフェ”の授業で紹介された。イタイイタイ病、BSEなどの問題がどう対処されていったのかが歴史的・社会的な観点から分析されているのが良い。”科学技術コミュニケーション問題の起源”では本質的な問題を追求している。だが、問題に対して、どんな人がなぜどのように活動していくと思われるのかについてはよくわからなかった。ので、自分の問題として考えていきたいと思う。

  • Schuhschnabel

    『科学コミュニケーション論』が科学技術コミュニケーションの理論書だとすると、こちらはその実践篇と言える。前掲書では事例を紹介した上で、その原因を理論を用いて考察するのに対して、本書では結果に至る過程に重きを置いて書かれている。ただ、この本に登場する事例もたまたまうまくいったと言えばそれまでなので、理論を踏まえた上でどのようにコミュニケーションを図っていくかを考えていくことが重要であることに変わりはない。

  • guppi524

    科学技術コミュニケーションに関する入門書・教科書です。これから社会へ出る人が身につけておくべきリテラシーが、深くは書いてないですが、広く書いてあります。教科書チックなので、あまり面白くはないかもしれません。

  • _KenGo

    ざっくり読んだ.科学技術を役立たせるためにはどのような困難が待ち構えているのかをこの本で知ることが出来る.特にイギリスから発祥した狂牛病問題を事例が面白かった.サイエンスコミュニケーションを上手くするためにはどうしたら良いのかを考える上では必須の本であると思う.

  • key-channel

    理工系向けの教養の教科書としては十分だけど、科学技術ジャーナリズムが足りなかった。あ、だから科学技術コミュニケーションというタイトルなのか

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