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ピークアウトする中国 「殺到する経済」と「合理的バブル」の限界 文春新書

梶谷懐

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166614813
ISBN 10 : 4166614819
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

不動産バブルが崩壊し、今世紀最大の分岐点を迎えた中国経済。衰退に向かうのか、粘り強さを発揮するのか?『幸福な監視国家・中国』で知られる気鋭の経済学者とジャーナリストが、ディープすぎる現地ルポと経済学の視点を通して、世界を翻弄する大国の「宿痾」を解き明かす。

目次 : 第1章 中国の不動産市場に何が起きているのか?/ 第2章 ポストコロナの不動産危機/ 第3章 新型都市化と不動産リスク/ 第4章 中国不動産市場と「合理的バブル」/ 第5章 中国社会を覆う悲観論/ 第6章 地方政府はなぜ財源不足に苦しむのか/ 第7章 「殺到する中華EV」は中国経済を救うのか/ 第8章 不動産バブルと過剰生産のゆくえ

【著者紹介】
梶谷懐 : 1970年、大阪府生まれ。神戸大学大学院経済学研究科教授。神戸大学経済学部卒業後、中国人民大学に留学(財政金融学院)、2001年に神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学)。神戸学院大学経済学部准教授などを経て、2014年より現職

高口康太 : 1976年、千葉県生まれ。ジャーナリスト、千葉大学客員教授。千葉大学人文社会科学研究科博士課程単位取得退学。中国経済、中国企業、在日中国人社会を中心に各種メディアに寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ころこ

    『幸福な監視国家・中国』からわずか5年の間に、報道だけでも中国の状況が一変していることが分かる。成長が止まり、不況で個人が苦境に陥っている。それは個人では解決できないような構造的な問題のようにみえる。あたかも90年代に日本が味わった苦しみのようだ。前著は日本とは異なる中国の社会の考察だったが、本書は経済における側面を取り上げている。経済という共通言語があることで、日本と中国は同じ目線にたてる。日本は80年代にアメリカから双子の赤字のうち、貿易赤字の原因だと批判された。日本政府は輸出主導ではなく国内需要によ

  • アミアンの和約

    習近平以後の中国の政策を、主に金融や財政政策の面から分析していく。数字が多いためやや文章に冗長さが感じられるが、データを重視する姿勢は評価したい。

  • 電羊齋

    中国経済についてはEVなどハイテク分野の大躍進という「光」と不動産不況、社会を覆う悲観論という「影」の一見相反する現象が見られる。本書では中国経済についてミクロ・マクロ視点、短期・中期・長期的視点、業界と市井の声から冷静に分析し、光と影のように相反する現象は、いずれも「供給能力の過剰と消費需要の不足」という中国経済の宿痾に由来しているとする。またその要因として中国政府の供給サイドの効率化に偏重した政策、均衡財政主義的な中央財政と地方分権的な地方財政などの長期的・構造的課題を取り上げているところも読み所か。

  • まー

    北京に2億円のマンションを2部屋持っているタクシー運転手の話が印象的でした

  • ceskepivo

    EVに代表される新興産業という「光」、不動産バブルの終焉という「影」。両者は、「供給過剰と消費需要不足」という、中国経済の宿痾から生まれた。消費需要を回復させないまま、再び何らかのバブルを発生させて経済を回復軌道に乗せても、数年以内には危機はより大きな形で再来するとの指摘は納得。

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