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犯罪日誌 ちくま文庫

梶山季之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480439512
ISBN 10 : 448043951X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和を代表するジャーナリストであり、流行作家でもあった日本文学の奇才が描く〈色〉と〈金〉をめぐる〈復讐〉をモチーフしたミステリ短篇集。

【著者紹介】
梶山季之 : 1930‐1975年。小説家、ジャーナリスト。現在のソウルに生まれる。広島高等師範学校(現・広島大学)卒業。53年上京、国語教師、喫茶店経営などを経ながら、「新思潮」の同人となり作品を発表。58年より「週刊明星」のトップ記事を担当。59年「週刊文春」の創刊に参画。71年月刊「噂」を創刊。作家としては62年「黒の試走車」を発表後、話題作を続々刊行する。75年取材先の香港で客死。産業スパイ小説、経済小説、時代小説、風俗小説など数多くの著作を発表した

日下三蔵 : 1968年、神奈川県生まれ。SF・ミステリ評論家、アンソロジスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みつ

    たまたま図書館で見つけた本。ちくま文庫はこうした作家まで加えているのかと興味を持ち手にとった次第。高度経済成長の15年ほどの作家活動の間に多くの作を発表した当時の流行作家(1975年、45歳で没)。当時は男性優位でセクハラ、パワハラも当然の社会であったということか、その前提のもとで展開する物語は、小さな世界で権力者として振舞う者への復讐譚が多いがどれも爽快感は少ない。これよりも時代がさらに遡る獅子文六の諸作は、たとえ差別的表現が含まれていても楽しく読めるから、作風との相性が悪いという他はない。

  • りんだりん

    昭和のドロドロ感満載の「色」と「金」をめぐる復讐をモチーフしたミステリ短篇集。 なんというか、ひとことで言うと「ゲスい」(笑)。だがそれがいい! どの短篇も読んでいくと途中から、いや、かなり最初の方で結末は見えるんだけど、それでもグイグイ読ませる力がある。すごい。エロい。昭和の力を感じる作品。★3

  • Inzaghico (Etsuko Oshita)

    玉手箱を開けたら昭和40年代が続々と飛び出してきた。今より公務員や会社役員が組織の威光を笠に着ていた時代だ。彼らは今の同じ役職の人物よりも、若いことも多いし、よほどいいご身分である。そんな彼らが、秘密を暴かれたり、ちょっとしたことから安泰の地位と平穏な暮らしががたがたと崩れ落ちたりする。こういうところを描くのが梶山はうまい。 当時は男に依存する生き方が圧倒的に多かったため、女の恨み妬み嫉みも、とくに男女関係はどろどろしていて、それに絡んでの犯罪は多かった。今だとさっさと見切りをつけて前に進むんだろうな。

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