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未来のおもいで 白鳥山奇譚 徳間文庫

梶尾真治

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198948115
ISBN 10 : 4198948119
Format
Books
Release Date
December/2022
Japan

Content Description

滝水浩一は、熊本県の白鳥山を登っていた。立地の不便さゆえに入山者は少ない。彼の目的は山芍薬の花の群生。この光景は一年に数週間しか見ることが出来ない。途中、雨に降られたとき、美しい女性・沙穂流に遭遇した。浩一は彼女に惹かれ、置き忘れた手帳を手がかりに訪ねてゆくが、沙穂流はまだこの世に誕生していなかった…。著者本人の執筆による映画用脚本を収録。(タイムトラベル・ロマンス)

【著者紹介】
梶尾真治 : 熊本県生まれ。1971年「美亜へ贈る真珠」で作家デビュー。代表作は『怨讐星域』(星雲賞受賞)、『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞受賞)、『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞受賞)、『おもいでエマノン』を始めとするエマノン・シリーズなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひさか

    2004年10月光文社文庫刊。書き下ろし。本編の加筆修正とシナリオ版、新たなあとがきを追加し、2022年12月徳間文庫刊。数十年の時を超えた男女の出逢いをテーマにした梶尾さんお得意の時間もの。仕掛けは単純で、ありがちだが、二人の想いをストレートに書いてあり好感が持てるストーリー展開だった。報われるラストも良い。

  • 静かな月を見てる

    時を越えた恋の物語。最近、ロマンティックが足りないのでこういう小説は体にいい。さすがカジシン。 タイムトラベルものにつきものの細かい部分の「なぜ?」に思考を止めないで読み進めれば爽やかな感動にありつける。続けて梶尾作品を読んでしまおうかな。ジャック・フィニィの『愛の手紙』も探してみよう。読み直したくなった。

  • Masuhiro Harada

    カジシンは好物で目を通してたはずですが、文庫書下ろしの様で初見です。 時間テーマですがタイムマシンもクロノス・ジョウンターも出てこない。タイムパラドックス的にオーソドックスですしツッコミ所もありますがそれは知でほんわか出来る一作。年を食うに従って男はピュアになっていくものだなあと実感。「加塩」という品のない酒の飲み方をする時間テーマ好きのSF作家が出てくるのは(笑)。 2004年作ですが、2024年10月15日に起きる熊本大震災(死者1万3千)という震災ネタを書いてしまった事、後にどう思われたでしょうか。

  • はれるや

    白鳥山で出会った彼女は28年後の人。そこから始まる奇跡の連続。文通は未来を救おうとし、過去を変えようとする禁断の試み。時を超えた恋の行方は思いがけないハッピーエンドへ。後日談なんかいらない。恋に落ちて、タイムパラドックスを乗り越えて、成就する願い。ネットを検索すると実在していた。登れるようだ。https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=19927

  • 酔宵堂

    リクエストが通らずやむなく越境本(制約多いから嫌なんだけど)。文庫化までの二十年弱で色々“当たって”しまっているのがなんというか……ねえコーヒーは無くならないよね?!

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