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クロノス・ジョウンターの黎明 徳間文庫

梶尾真治

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198950460
ISBN 10 : 4198950466
Format
Books
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

仁科克男は、ある日勤務先近くのレストランで、店主が撮った自主映画を観せてもらい、そこに映っていた女性・清水杏子に惹かれた。しかし、彼女は撮影直後、事故で亡くなったという。その直後、会社の人事異動で、系列の新会社P・フレックに出向することになり、開発業務に就くことになった。仕事内容は「時間軸圧縮理論」を応用した装置を作り出すという途方もないこと。同期の野方によるとそれは時間を操作し、過去や未来へ行くことが出来る装置らしい。そして、彼はこの装置を“クロノス”と呼んでいた。克男は、この装置を使えば、杏子を助けることが出来るのではないか、と思いつき‥‥。
前作『クロノス・ジョウンターの伝説』(2015年刊行 徳間文庫 全7篇)に収録された作品は、二度の映画化(2005年「この胸いっぱいの愛を」、2019年「クロノス・ジョウンターの伝説」)と、5回舞台化され、再演を繰り返しているタイムトラベル・ロマンスの傑作人気シリーズ。
その最新作は、〈クロノス〉の制作秘話を描いたシリーズ初の長篇。
2022年に刊行された後、この作品も舞台化されている。
解説は、〈クロノス〉シリーズを舞台化した演劇集団キャラメルボックスの演出家・脚本家の成井豊氏。
帯に小説家・辻村深月氏の推薦文。

【著者紹介】
梶尾真治 : 熊本県生まれ。1971年「美亜へ贈る真珠」で作家デビュー。代表作は『怨讐星域』(星雲賞受賞)、『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞受賞)、『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • vivahorn

    3年前に出版された単行本は、速読・熟読とで2回も読んだ。今回、文庫本が出版された契機、3年ぶりに3回目の読書に着手した。これだけ読むと、今回のタイムパラドックスについていろいろ考えることが多かった。特に、クロノスの設計の基本となるアメリカの科学者が提唱した時間軸圧縮理論や、世界での開発動向について一言触れて欲しかった。まあ、SFなので科学考証や古風な恋愛についてはとやかく言いません!成井豊さんが解説の最後で次回作を迫っていたが、先生の現状から推察して、さすがにそれは無理ではないかと考える。

  • ぱぱちん

    クロノス・ジョウンターというタイムマシンは、これまで何度か読んだ記憶はあるが、かなり昔だったので記憶があいまい。黎明というだけあって簡単に人間が過去や未来に行き来することができない設定で、わずかに小さな紙片だけを過去に飛ばすことができる。まぁその結果過去が変えられることはないがカジシンお得意のラブストーリーだった。巻末の年表でうっすら昔読んだ内容が思い出された。あれを見たら、また最初から読んでみたくなった。

  • 源氏星

    『クロノス・ジョウンターの伝説』に続いて読んでみた。やはり期待通りのおもしろさ。頭が混乱しかけながら読み進めたけれどね。

  • クイックラック

    物質を過去へと跳ばす巨大な装置クロノス・ジョウンター。ただし過去に滞在できる時間は僅かで、帰還する時は押さえつけたバネを放すように遥か未来へ跳ね飛ばされてしまう。これはそんな機械がどうやって作られたか、って前日譚で、それでも限られた僅かな時間を使って救いたい人がいて、っていう前作「クロノス・ジョウンターの伝説」のように心温まるラブロマンスだった。過去に送られた1枚のメモを受け取ってからの話が面白すぎて一気に読み切ってしまった……これはまた読む。

  • hiroyuki

    最寄駅の小さな書店で見つけた続編。 思えば不思議なタイトルとあらすじに惹かれて読み耽ったのが20年前。 メディアミックスや外伝までは追えていませんが、前作同様に純真なラブストーリーが胸を打ちます。 凄まじいほどに荒削りな描写や語り口なのですが、やはり惹き込まれてしまいました。

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