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真昼にも星が光ると知ったのは Teens’ Best Selections

梨屋アリエ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591187418
ISBN 10 : 4591187411
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

見えにくい困難をかかえる子どもたちを描いたヒット作
『きみの存在を意識する』著者の新作

自分の街に白杖の人がいるとは思っていなかった夏鈴が
知らなかった世界であらたな視線、意識を得て、変わっていく物語

   *   *   *   *   *

夏鈴が電車で見かけた青年は、白杖を使っていたのに、席をゆずられたら、座ってスマホを見はじめた。詐欺? 文句を言おうと話しかけたことから、思わぬ交流が始まる。

夏鈴の祖母は、見えない・聞こえない・話せないヘレン・ケラーを「三重苦」だと言うけれど、盲ろう者だとわかった彼は、そんなふうには見えない。

一方、大好きな親友の茉白は、障害があると対等な友だちにはなれないと言い、夏鈴はその言葉に大きく動揺する。なぜなら──

【著者紹介】
梨屋アリエ : 栃木県生まれ。『でりばりぃAge』で第39回講談社児童文学新人賞、『ピアニッシシモ』で第33回日本児童文芸家協会新人賞を受賞、『きみの存在を意識する』がIBBY(国際児童図書評議会)オナーリスト2020推薦作品となり第7回JBBY(日本国際児童図書評議会)賞を受賞するとともに、ミュンヘン国際児童図書館の国際推薦児童図書目録「ホワイトレイブンズ2020」に掲載される。法政大学兼任講師、共立女子短期大学客員教授。社会福祉士。全国手話検定試験一級。東京・神奈川でYA作品の読書会や手話言語による「本好きさんの手話べり会」を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • りらこ

    見えにくい困難をかかえる子どもがいる。 夏鈴はその「見えにくい困難」をかかえている。 本人がそれを自覚しているかどうかは、ちょっとまた違う。 読者は夏鈴の心の動きを読みながら、あれ?そう思うの? そこで?と違和感を感じるだろう。 物語は友人関係、親友、家族のことなど中学生らしい展開になったところで、「やはり夏鈴ちょっと大変かも」と感じてしまう。そして夏鈴自身も動揺しつつある言葉と向き合うことになり・・・ 自他の境界なんて実は存在しないのではないか?障害って誰にでもあるのでは?とさえ思った。

  • まる子

    白杖の人はスマホなんて使わないと思っていた中学生の夏鈴。その障害にも様々な程度があるのを知った。友達との関わりやきょうだい児、さらに自分にも見えない障害がある事を知った夏鈴は、それぞれの障害や人との違いを少しずつ受け入れていく。健常者と障害者の違い、両者それぞれ理解は可能なのだろうかー。LGBTQもあった。

  • なななお

    最近読んだ児童書全て、問題提起やテーマがあって、改めて『児童書ってスゴイ。こんなに未知の世界に導いてくれるなんて…』と、改めて思った。主人公の夏鈴はいつも思った事を言い過ぎたり空気が読めなくて、浮いてしまう。『宇宙の孤独』と言うのは言い得て妙。そんな夏鈴に親友爆誕!…ところが、やっぱりその親友ともなかなか距離が縮まらず焦りを感じていた。同じクラスの乃愛と朝陽くんと、たまたま横浜のイベントで出会った時、親友の様子が明らかに変。でも何故変なのかが、分からない夏鈴。私は親友を大事にしたいだけなのに何故?

  • 鳩羽

    親友の茉白と出かけた夏鈴は、茉白が白杖を持った人に席を譲ったのを見て面白くない。さらにその人がスマホの操作をしているのを見て、障害者のフリをしているのではと疑う。茉白の望む恋バナができない夏鈴は、親友の関心を引くためその白杖の人を探し始めるが…。と冒頭を説明しても、全く説明にならないような盛り沢山な内容で、夏鈴の空気を読まない奇抜な考え方に馴染めずに辛かった。身近にいる様々なタイプの障害者、その家族、LGBTQ +など、目に見える障害者をとおして、目に見えない障害者やマイノリティの存在を照射してみせた話。

  • くま美

    夏鈴は、友だちの茉白に言われた「障がい者とは友達になれない」と言われた。そんな時、夏鈴自身が発達障害だと診断されていたことを知る。夏鈴を通して、障がい者や発達障害を理解できる。「きみの存在を意識する」と合わせて中学生に読ませたい本。

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