Books

高校生のための批評入門 ちくま学芸文庫

梅田卓夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480094407
ISBN 10 : 4480094407
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

批評とはなんでしょうか。それは世界と自分をより正確に認識しようとする心のはたらきであり、みなさんの内部で日々“生き方をみちびく力”としてはたらいているものです―筑摩書房の国語教科書の副読本として編まれた名アンソロジー。どこかですすめられてちょっと気になっていた作家・思想家・エッセイストの文章が、短文読み切り形式でまとめられている。一般的な「評論文」のみならず、エッセイ・紀行文・小説まで含む編集が特徴。論文の読解や小論文の技術を習得するだけでなく、ものの考え方や感じ方まで鍛えることのできるワークブック。

目次 : 私の流儀/ 境界に立つ/ 拒絶の勇気/ 喩の世界/ 生と死のサイクル/ 作るよろこび/ 思考するまなざし/ 異郷の発見/ 制度の罠/ “私”とは何ものか/ 明日を問う

【著者紹介】
梅田卓夫 : 1938年、岐阜県に生まれる。名古屋大学教育学部卒業。愛知県立小牧工業高校の国語科教諭、愛知淑徳大学文化創造学部非常勤講師を歴任

清水良典 : 1954年、奈良県に生まれる。立命館大学文学部卒業。愛知県立小牧工業高校の国語科教諭を経て、愛知淑徳大学教授

服部左右一 : 1948年、和歌山県に生まれる。京都大学文学部卒業。愛知県立小牧工業高校等の国語科教諭を経て、愛知淑徳大学非常勤講師

松川由博 : 1949年、愛知県に生まれる。愛知県立小牧工業高校の国語科教諭を務める。1998年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • るんるん

    がむしゃらな自己主張ではなく、世界との出会いに心を開くことが批評のはじまりである。独自の感性に縁取られた自分の世界を保持しながら「他者」との快い緊張関係を結んでゆく社会が提示されている。他者との違いにこだわることは、それをしないでいるより、はるかに自分と世界とを広く深く知ることにつながる とある。本書は生き方指南書とも言えるかもしれない。各章、評論や論説のジャンルにとらわれない文例の数々には多様な批評精神の豊かさが感じられて興味深い。安部公房「良識派」では混沌と矛盾の迷路を見つめるまなざしに惹かれる。

  • まこ

    一つの作品が短く、音読と問題を解きながら読んでいた。解説と答えが違う時もあるが、それはそれでよし。問題に注視して読んでいるといつもとは違う点に注目して感想も浮かび上がってきた。

  • mochi_u

    何かに触れたときに感じたものの正体を自分の力で突きとめてみませんか? というこの本の提案のうちの「正体を自分の力で突きとめる」こと、それがこの本のいう批評です。『高校生のための文章読本』が文章を扱う体験の質を向上させるものであるのに対して、『高校生のための批評入門』は、より「よく考える」ための本です。「批評は人を孤独にする」、あるいは「疑う」といったネガティヴな言葉が見受けられますが、もう少しポジティブにとらえたいです。周りのものをひとつひとつ丁寧に点検して、自分を見つけることだという風に。

  • mittsko

    名にし負う名著(原1987年)の文庫化!2012年刊。厳しく激しい個人の内面闘争とその帰結の引き受け… 成長と到達… それを「批評」と呼ぶ 背筋を正される思いがする。原著は1987年刊。浅間山荘事件から15年後、時代はバブル真っ只中の最高潮。あれから34年、四人の著者が描き出す「批評」の地平は、現代の高校生にどれだけ豊かな視野をあたえるだろうか。孤高であること、自律した個人であること… 批評(クリティーク、批判精神)が、そこに差し向けられていることはボクにもよく分かる。しかし、

  • Haruka Fukuhara

    色々な人の短編・小品の詰め合わせ。岸恵子・阿部謹也の文章が印象的だった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items