Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 軍縮地球市民shinshin

  読了日：2025/07/18

  だいぶ前に買っていた本を読んだ。著者は民社党本部の職員から尚美学園大学教授を務め現在名誉教授。国家基本問題研究所にも深く関与している。保守派なのだろうが、社会党右派の後身である民社党に属していたので、社会民主主義者なのだろう。民社党は自民党よりもタカ派が多かったことでも知られる。本書は大学教授時代に紀要に発表した論文をまとめたものなので、一応学術書に相当する。だが内容はそんなに難しくない。戦後1946年に再建された日本社会党は右派が主流であり、「天皇制」を積極的に容認することで共産党との違いを際立せていた

• スズキパル

  読了日：2014/02/16

  戦前の無産政党や戦後の革新勢力の天皇制への態度を概観。社会主義者というと、一般に君主制に対して否定的なイメージが強いが、右派では天皇制を機能主義的に捉え、維新革命の中心に据える国家社会主義者がいたり、左派でも民主主義と天皇制の両立を説き、積極的に皇室を肯定する人々がいたりと、そのスタンスは様々だった。同じ日無党から社会党左派に流れていった加藤勘十と鈴木茂三郎でも、天皇制に対する考え方の違いがあったのが印象的。

• なっちゃん

  読了日：2014/01/16

  左翼界隈の皇室観の違いによって組織や立ち位置が変わり今の旧民主党、社民党、共産党、などの野党が存在しているのだと思いました。自分が右派左派思想関わらず一度読むことをオススメ致します。読むことで自分の思想、見方がしっかりした物になるはずです。

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