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流血の夏

梅本弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784499227025
ISBN 10 : 449922702X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/1999
Japan

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Book Meter Reviews

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  • スー

    64前回はスターリンの粛清で弱体化していたソ連軍が相手だったが今回は独軍にもまれた歴戦の将兵達が優秀な兵器を装備している、フィンランド軍は相変わらず時代遅れのバッファローや貧弱なT-26と捕獲したT-34で抵抗するも圧倒的な物量に押しまくられソ連との講和をしたくても必要な物資の殆どを独国に依存してる為に講和もできず厳しい戦闘続けなければならない状態に追い込まれる。登場する人や状況の写真が多数掲載されてるのでとても入り込みやすい。7.5センチ砲の陣地変換する緊迫感一杯の写真やパンツァーファーストを持って

  • inarix

    1944年6月。夜が訪れることのない北欧の夏。フランス、ノルマンディの海岸に連合軍が上陸したわずか3日後、フィンランド南部カレリヤ地峡にはロシア軍の大軍が集結。瞬く間に国境を越えてくる。おびただしい数の航空機と砲兵に支援されたロシア軍による首都ヘルシンキ、南部フィンランド全域の占領も間近と思われたその時、全予備兵力を結集したフィンランド軍の大反撃が始まった――。ソ連とドイツ。大国に挟まれた小国の、独立を守るための死闘の記録。

  • フロム

    梅本先生の白眉たる傑作、男と生まれたからには雪中の奇跡と流血の夏は必読書である。第二次世界大戦中、タイと並んで最も過酷な状況から最大限の成果を引き出したフィンランドの話の続編。ソ連侵攻の第二ラウンドであり、絶望的な状況は変わらないが、戦闘機はバッファローからBf109G2型に戦車は豆タンクから3号突撃砲G型にスケールアップ。単純に戦記物として胸が躍る。思い出したように挟まれる挿話がいい味を出している。このフィンランドの事例は教訓として末永く世界に知られるべきだと思う。

  • 印度 洋一郎

     ソ連との関係でドイツの同盟国として参戦する羽目になった、北欧の小国フィンランドが、1944年6月に始まるソ連軍の大攻勢を迎え撃った、悲壮な戦いの記録。枢軸側の敗色も濃くなり、何とか戦争から抜け出そうと奔走するものの、同盟国ドイツは物資供与と恫喝をちらつかせ、勝ちが見えてきたソ連は過酷な和平条件をつきつけるという八方塞の中、圧倒的な戦力差で侵攻するソ連軍と只戦うしか無いという悲劇。大国の狭間でその都合に振り回されるフィンランドが、膨大な犠牲を払いつつも、かろうじて苦い和平を得る歴史には学ぶことも多いはず

  • dongame6

    フィンランド軍が圧倒的優勢を誇るソ連軍の大攻勢を迎え撃った1944年の「流血の夏」の戦いを描いた本。同じくフィンランドとソ連の冬戦争の記録「雪中の奇跡」と続けて読むと五年の間に起きたソ連軍の怪物的進化と戦場の様相の一変に戦慄する。砲兵、機甲戦力で圧倒的な差を付けられ、対戦車兵器と弾薬は恒常的に不足し、講和しようにも喉元にドイツが匕首を突きつけており交渉もままならぬという末期的状況の中での部隊の苦闘を日を追って詳細に描いている。最後の項「流血の果てにフィンランド軍が守ろうとしたものとは」の件には感動した

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