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ISBN 10 : 476340959X
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小中一貫教育は、子どもたちにどんな影響をおよぼしたのか?新自由主義的教育改革の目玉政策として導入され、全国に広がった小中一貫校制度。一貫校と非一貫校の調査研究結果の比較、心理学と教育学の科学的観点から導き出された、学校環境と子どもたちの発達の関係とは―その教育的効果とデメリットについて、実証的に検証することを目的として、心理学と教育学の学際的研究を2012年にスタートさせた。その9年間に及ぶ研究成果。
目次 : 第1部 調査研究グループの研究成果のまとめ(小中一貫教育科研の調査研究は何を明らかにしたのか―調査研究の問題意識と概要/ 第1期(2013〜14年度)における調査結果/ 第2期(2015〜17年度)における調査結果/ 第3期(2018〜19年度)における調査結果/ X市における一貫校と非一貫校との比較/ 児童生徒を対象とした大規模調査が明らかにしたこと/ 発達心理学は調査結果から何が言えるのか/ 子どもの発達段階の節目を保障できる小中一貫教育とは/ 本研究の意義と今後の課題)/ 第2部 教育学からみた小中一貫教育(小中一貫校の20年―「平成の学制大改革」から「地方創生」へ/ 東京・品川区の施設一体型小中一貫校(義務教育学校)の教育の批判的検証/ 呉市小中一貫教育がもらたしたもの―「栄光」の陰に貫く上位下達の学校管理/ 小中一貫教育の問題点、矛盾、現実―座談会・研究から見えてきたもの)
【著者紹介】
梅原利夫 : 和光大学名誉教授、民主教育研究所代表。専攻は教育課程論
都筑学 : 中央大学文学部教授。博士(教育学)。専門は発達心理学
山本由美 : 和光大学現代人間学部教授。専門は教育行政学
岡田有司 : 東京都立大学大学教育センター准教授。専門は教育心理学、発達心理学
金子泰之 : 静岡大学教職センター講師。博士(心理学)。専門は教育心理学、発達心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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