Product Details
ISBN 10 : 4326103140
Content Description
構造主義、存在論的転回、アクターネットワークセオリー、マルチスピーシーズ、パースペクティヴ主義、思弁的実在論etc―互いに利用し刺激を与えあう二つの研究分野。そのどちらもが「自然」へと向かい、「構造」を捉えなおす。本書は、レヴィ=ストロースの神話論理の再解釈を起点としながら、それぞれの思考様式の違いや対立だけでなく、歴史的な影響関係や主題の反復を浮き彫りにする。
目次 : 第1章 自分自身の哲学者になること―文化人類学と哲学が交錯する場所で/ 第2章 他者の認識と理解―「ネイティヴ」・文化・自然をめぐって/ 第3章 メラネシアからの思考/ 第4章 神話の精神分析/呪術のスキゾ分析/ 第5章 生成する構造主義―フィリップ・デスコラと野生の問題/ 第6章 構造とネットワーク―レヴィ=ストロース×ラトゥール/ 第7章 レヴィ=ストロースにおける階層と不均衡/ 第8章 レヴィ=ストロースの哲学的文脈―構造と時間/自然と歴史/ 第9章 デュルケムはパンドラの箱を開けたか―思考の非個人主義と非人間主義
【著者紹介】
檜垣立哉 : 1964年生。大阪大学教授。博士(文学)。専門は大陸哲学やフランス現代哲学、日本哲学(主に京都学派)
山崎吾郎 : 1978年生。大阪大学教授。博士(人間科学)。専門は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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