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青い絵本

桜木紫乃

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408538679
ISBN 10 : 4408538671
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan

Content Description

作家、編集者、セラピストそして読者――「絵本」でつながる様々な人生模様を、静謐な文章で紡ぎ出す。直木賞作家の珠玉短編集。

【著者紹介】
桜木紫乃 : 1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞。07年同作を収めた『氷平線』で単行本デビュー。13年『ラブレス』で島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で直木三十五賞、20年『家族じまい』で中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    桜木 紫乃は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。タイトルと頁数からほんわかした小説かと思いきや、少しビターな大人の絵本連作短編集、感涙作でした。 オススメは、『卒婚旅行』&表題作『青い絵本』です📘📘📘 https://www.j-n.co.jp/books/978-4-408-53867-9/

  • けんとまん1007

    絵本の深さ・広がりには、果てしないものを感じている。年齢に関係なく、その時々のこころの状態によっても、読み取るものが、随分、違うことがある。そんな絵本を巡るものがたりであり、青い・・という2文字が、そのテイストを表しているのかもしれない。どこか寂しいようでいて、決して、それだけないものがある。ふっと、息を抜いてみるといい時がある。

  • nonpono

    今年は船旅をしたいのに桜木紫乃は「旅の手段が船なのは、その気になればいつでもふたりで海に飛び込めると思うからだ」(「なにもない一日」)という情景を見せてくれる。妻が痴呆症で縁が薄い娘を訪ねる旅路の中で。「絵本」を巡る五つの短編。帯より「短編の名手が描く人生の光と影」らしい。影があるから一瞬の光というものはああも眩しいのだろうか。ぽかぽかするのだろうか。冒頭の「卒婚旅行」がいい。作者の筆がラストスパートのように乗り出すとき、こみあげるものがあった。「ほら、みて」と、わたしもまた貴方にまた問いかけたくなった。

  • いつでも母さん

    帯には短編の名手が描くとあるが、桜木紫乃は長編も好いのよ(そこ?)桜木姐さんだから絶対にグサッとくるはずと期待して読んだ。絵本を通じて過去と対話し再生する姿ー短編5話どれも好い。本当にどれも良かったが3話目『鍵 key』から『いつもどおり』と来てラストは表題作『青い絵本』畳み掛ける順番も良い。多分、読むタイミングで感じ方は違うだろうが、私は今がその時だったのかもしれない。自分の心の鍵をそっと開けて誰かと語りたい。その相手はもしかしたら隣にいる人じゃない気がする・・(えっ?)

  • fwhd8325

    絵本をテーマにした短篇集です。「卒婚旅行」を読みながら、とても複雑な気持ちになってしまいました。人生の黄昏時を迎えている私にとって、この物語は、あまりにも残酷に感じました。何だか、人生を振り返った時に、この景色を迎えることがないことが幸せかもしれないし、寂しさで耐えられなくなるかもしれない。「青い絵本」もそうした人生観を考えさせてくれます。素晴らしい短篇集でした。

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