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長州ファイブ サムライたちの倫敦 集英社新書

桜井俊彰

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087211399
ISBN 10 : 4087211398
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「長州ファイブ」。
それはUCL(ロンドン大学)開校早期の留学生――井上馨、伊藤博文、井上勝、遠藤謹助、山尾庸三を指す名称だ。
しかし、五人がイギリスでそう呼ばれていることは日本であまり知られていない。
彼らは文久3年(1863年)、長州藩より渡英を命じられる。
その目的は先進的な知識を身に付けて帰藩し、大攘夷を完遂することであった。
幕府によって海外渡航が厳禁されていた時代、若き志士たちはいかにして苦難を乗り越えたのか。
「学ぶ」ことで近代日本の礎を築いた5人のサムライたちの生涯と友情に迫った幕末青春物語。

◆本書の主な内容◆

・新生日本のリーダーとなった長州ファイブ
・留学資金はどう集めた?
・長州藩の矛盾と攘夷を捨てた長州ファイブ
・密航の苦難と苦労
・井上勝と伊藤俊輔(博文)の絆。
・留学生を受け入れたUCL(ロンドン大学)の歴史
・建学の父ジェレミー・ベンサムの思想
・帰国した馨、斬られる
・最後までロンドンで学んだ井上勝
・UCLの先輩、アーネスト・サトウ
・政治家として日本を牽引した伊藤博文と井上馨
・技術官僚として日本を支えた井上勝、山尾庸三、遠藤謹助
・日本人の手で鉄道を開通
・勝は晩年なぜロンドンへ向かったのか?

◆目 次◆

プロローグ 英国大使が爆笑した試写会での、ある発言
第一章 洋学を求め、南へ北へ
第二章 メンバー、確定!
第三章 さらば、攘夷
第四章 「ナビゲーション!」で、とんだ苦労
第五章 UCLとはロンドン大学
第六章 スタートした留学の日々
第七章 散々な長州藩
休題  アーネスト・サトウ
第八章 ロンドンの、一足早い薩長同盟
第九章 鉄道の父
エピローグ 幕末・明治を駆けた五人
あとがき
長州ファイブ年譜

◆著者略歴◆
桜井俊彰(さくらい としあき)
1952年。東京都生まれ。歴史家、エッセイスト。
1975年、國學院大學文学部史学科卒業。1997年、ロンドン大学、ユニバシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)史学科大学院中世学専攻修士課程(M.A.inMedieval Studies)修了。
主な著書に『物語ウェールズ抗戦史 ケルトの民とアーサー王伝説』『消えたイングランド王国』『イングランド王国と闘った男』『英国中世ブンガク入門』『英語は40歳を過ぎてから』など。


【著者紹介】
桜井俊彰 : 1952年、東京都生まれ。歴史家、エッセイスト。1975年、國學院大學文学部史学科卒業。1997年、ロンドン大学、ユニバシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)史学科大学院中世学専攻修士課程(M.A. in Medieval Studies)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • しーふぉ

    幕末密出国してロンドンに渡った長州の5人。伊藤博文と井上馨が有名だが、残りの山尾庸三は工業化に尽力、遠藤謹助は造幣、井上勝は鉄道の父と呼ばれ、それぞれの分野で日本の近代化の原動力となった。

  • スプリント

    長州ファイブのうち井上勝に焦点を当てています。 攘夷を強硬に進めていた長州から欧州へ留学させていたということがとても不思議です。

  • ジュンジュン

    最初は疑問だらけだった。長州ファイブ?なんかダサいなあ。英国史の桜井さんがなぜ幕末を?でも、あっという間に氷解した。そして、最後はChoshu Fiveか、カッコイイなあ。その一人、「鉄道の父」井上勝を中心に五人の航跡を追う。著者のフランクな語りは相変わらず読みやすい。

  • z1000r

    会社の人からの頂き物。映画は山尾ようぞう 中心だった気がしたが、本書は井上勝を中心に書かれている。密航ではあるわけではあるが吸収するものは非常に多かったに違いない。伊藤と井上馨と違い他の3人は長期間の渡英な訳で。

  • 乱読家 護る会支持!

    長州藩は、攘夷の先鋒として外国船を砲撃する短絡的思考を持ちつつ、一方で5人の優秀な若者をイギリスに留学させるという長期的思考を持ち合わせていたと著者は言うが、ほんまやろか? 単に、藩としての統制が取れておらず、さまざまな派閥に分かれて、それぞれが暴走していただけでは無いだろうか?。。 まあ、いずれにしてもこの5人が日本の礎を築いたのだから、結果論としては正しい暴走だったのでしょう。。 著者が長州ファイブと同じUCL(ロンドン大学)出身という点以外には、著者がなぜ彼らを描きたかったのかがわからない。

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