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生と死のケルト美学 アイルランド映画に読むヨーロッパ文化の古層

桑島秀樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588410314
ISBN 10 : 4588410318
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

妖しくも美しきケルト―生と死が、夢とうつつが溶け合う異界への誘い。極西の緑かがやく国に眠る豊饒と希望を『静かなる男』など四つの映画に見出す冒険。情熱あふれる語りで堪能する映画とアイルランドの世界!

目次 : 序論 「誤解された映画の国」アイルランド/ 第1章 ジョン・フォード『静かなる男』―アイリッシュ・アメリカンの夢、あるいはハリウッド的予定調和/ 第2章 ジョン・カーニー『ONCE ダブリンの街角で』―「映画にならない映画」、あるいは移民記憶の二重性/ 第3章 ロバート・フラハティ『アラン』―ドキュメンタリーの捏造、あるいは「海」の崇高さ/ 第4章 ジョン・セイルズ『フィオナの海』―異界交流、あるいは「海」と「妖精」の語り/ 第5章 映画からアイルランド美学の伝統を考える―あいるらんど・ケルトの子守歌・装飾写本/ むすび 二一世紀を生きぬくための「アイルランド美学」の知恵

【著者紹介】
桑島秀樹 : 1970年3月群馬県渋川市生まれ。現在、広島大学大学院総合科学研究科教授(美学・芸術学・文化創造論)。1993年3月大阪大学文学部(美学・文芸学)卒業。大阪大学大学院文学研究科博士課程(芸術学・美学)修了。エドマンド・バーク美学の研究で大阪大学より博士(文学)号取得。日本学術振興会特別研究員PDを経て、2004年4月より広島大学総合科学部助教授。広島大学大学院総合科学研究科准教授を経て、2016年2月より現職。甲南大学、島根大学、大阪大学などで非常勤講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • さとちゃん

    2016年刊。取り上げられている映画は「静かなる男」「ONCE ダブリンの街角で」「アラン」「フィオナの海」。いずれも見たことがないので、本書のみを頼りとして読み進めた。「美学」とは何か、よくわかっていないし、アイルランドは書物と映像でしか知らないのに、様々な想像を働かせることができた。いつかはアイルランドに行ってみたいな。また、桑島氏の講義も機会があれば受けてみたい。

  • Hiroki Nishizumi

    アイルランドという語感は、なにかしら憧れと郷愁を呼び起こす。残念ながら掲載された映画は未見ばかりなので、もうとにかく観るしかないな。

  • asiantamtam

    実は題材に挙げられている映画は一本も観たことがないんだけど、スターウォーズ『フォースの覚醒』の最後のシーンがアイルランドの聖なる島「スケリグ・マイケル」だったっていうのを初めて知った。観てる時、ものすごい予算かけて空撮してるなあと思ってたんだよね。あと映画『ET』で、実はETはケルトの妖精、自転車が空を飛んでいる日がハロウィンで、あの世とこの世が繋がり生者と死者が交流するという話だとは、なるほどねえ。またアイルランド行きたくなったわ。

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