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詳論文化人類学

桑山敬己

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623082711
ISBN 10 : 4623082717
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書の目的は、文化人類学の基礎を学んだ学生を対象に、同分野をより深く掘り下げて解説すると同時に、新たな研究動向についても紹介することにある。全体を2部に分けて、第1部「基本領域」では、姉妹書の綾部恒雄・桑山敬己編『よくわかる文化人類学第2版』(ミネルヴァ書房、2010年)の内容を詳述かつアップデートし、第2部「新たな展開」では最新の理論やテーマを取り上げる。真剣に学びたい学生のために、学界を代表する研究者が力を結集して書いた入魂の一冊!

目次 : 第1部 基本領域(文化相対主義の源流と現代/ 言語人類学/ 狩猟採集社会―その歴史、多様性、現状/ 文化と経済/ 家族と親族 ほか)/ 第2部 新たな展開(構造主義の現代的意義/ 「もの」研究の新たな視座/ 災害とリスクの人類学/ 人とヒト―文化人類学と自然科学の再接合/ 映像と人類学 ほか)

【著者紹介】
桑山敬己 : 1955年東京生まれ。東京外国語大学英米語学科、同大学院地域研究研究科修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校人類学部博士課程修了(Ph.D.)。ヴァージニア・コモンウェルス大学助教授、北海道大学大学院文学研究科教授などを経て、関西学院大学社会学部教授、北海道大学名誉教授

綾部真雄 : 1966年福岡県生まれ。筑波大学第二学群比較文化学類卒。東京都立大学大学院社会科学研究科博士前期課程修了。チェンマイ大学社会学部客員研究員を経て、東京都立大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得退学。成蹊大学文学部国際文化学科専任講師、助教授を経て、首都大学東京大学院人文科学研究科教授。博士(社会人類学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いまにえる

    文化相対主義、言語、ジェンダー、法、宗教など基本的な概念について人類学的考察を紹介した本。面白かった。「古今東西の諸宗教の事例が明らかにするのは、むしろ儀礼が信仰や教義や神話に先行することのほうが常態であったという事実である。」というのは、普通宗教は教義や信仰が本質的に定義づけるものと考える私たちにとっては驚くべきものである。最新の研究についても掲載されているので、この中から興味を持った文献について実際読んでみるのもいいかもしれない。

  • 文狸

    充実の内容。「このトピックについて、人類学ではどのように語られているのだろうか」と外観するには打ってつけの本である。参考文献リストもかなり役に立つ。

  • かぺら

    社会科学に流れる通奏低音は存在論と認識論であった。文化人類学も例外ではなく、言語論や存在論による幾度もの転回を踏まえて現在がある。他者を観察することで自己を相対化し、自己の記述を行うミクロで繊細な学問である文化人類学はミクロであるからこそ理論的な揺れ幅が大きいのではないかと思わせるところがあったように思う。 この本は文化人類学ではあまり存在しない概説書で前半が基本事項で後半が現在の論点とテーマ別にまとまっており非常に読みやすかった。 特に観光や存在論的転回については更に知識を深めていきたいと思った。

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