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世界が見たキモノ オリエンタリズムとエロチシズムの文化人類学

桑山敬己

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784812224045
ISBN 10 : 4812224047
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

欧米人がイメージする日本は未だに芸者・武士・富士・桜。そしてキモノはエキゾチックでエロチック。こうした私たち日本人から見ればややトンデモな表象はいかに形成されたのか。幕末から今日までキモノが海外で歩んだ道を写真や雑誌、博物館展示、土産物などを手がかりに解明する。

【著者紹介】
桑山敬己 : 1955年東京生まれ。東京外国語大学(英米語学科)卒業。同大学院(地域研究科)修士課程を経て、カリフォルニア大学ロサンゼルス校人類学部博士課程修了。博士(Ph.D.)。ヴァージニア・コモンウェルス大学助教授、北海道大学大学院文学研究科教授、関西学院大学社会学部教授などを経て、現在、ノートルダム清心女子大学文学部特別招聘教授。北海道大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 佐倉

    西洋におけるキモノの受容を軸に見るもの=西洋/見られるもの=日本という文化人類学のコロニアリズム的な関係性を論じていくのだが、日本の場合はそこに”見せる“という共犯的な立場が入り込むと指摘する。浮世絵などによって西洋に広まったキモノ=ゲイシャ的なイメージを日本人は時に利用し内面化すらしていった歴史があるという。その視点で見れば本書でも取り上げられている文化盗用についての議論の解像度も上がってくる。確かに文化を一方的に見られてきた人々の立場と文化を見せる側にあった日本人の立場は同じようには語れないだろう。

  • Go Extreme

    キモノの表象:欧米の認識 性的イメージ ジャポニスム 浮世絵 歴史と文化交流:南蛮貿易 明治維新 国際展示会 ハリウッド映画 ジャポニスムとキモノ:印象派 異国性 エキゾチズム 文化的ステレオタイプ 芸者とキモノ:官能性 伝統文化 観光産業 女性化 浮世絵春画とエロチシズム:春画 性的象徴 北斎 社会的変遷 キモノの社会的変遷:幕末維新 昭和戦後 現代ファッション 国際論争とオリエンタリズム:文化の盗用 商品化の影響 異文化理解 キモノ研究の展望:伝統と革新 国際的影響 文化の流用 未来展望

  • マヌタ

    欧米をはじめとする外国ではキモノを「オリエンタルリズム」と「性的要素」として捉える向きがある。その源流が辿れて興味深かった。コルセットに対するキモノの緩さ、浮世絵、芸者などなど、それらの要素が絡み合いキモノというイメージができあがっている。今後も考えていきたいテーマである。

  • takao

    ふむ

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