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被爆者・切明千枝子さんとの対話 私たちの復興をめざして

桐谷多恵子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779130694
ISBN 10 : 4779130697
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan

Content Description

被爆三世・被爆地の復興史を研究する著者との対話を通して広島に生きる個人史と「軍都廣島」の〈復興〉の姿を問う異色作!

目次 : 1 序論にかえて/ 2 切明千枝子さんの生い立ち/ 3 軍都廣島の軍国少女/ 4 切明さんの被爆体験/ 5 切明さんの戦後/ 6 被爆体験を語ること/ 7 アメリカによる占領という経験/ 8 広島の「復興」と〈私たちの復興〉/ 9 おわりに

【著者紹介】
桐谷多恵子 : 多摩大学グローバルスタディーズ学部准教授。専門:日本現代史、広島・長崎の被爆者研究ならびに被爆地の復興史研究。法政大学国際文化学部卒業。広島市立大学大学院国際学研究科博士前期課程修了。法政大学大学院国際文化研究科博士後期課程修了、博士(国際文化)。日本学術振興会特別研究員、法政大学大学院で非常勤講師を経て、2010年4月より2016年3月まで広島市立大学・広島平和研究所の専任講師として勤務。2016年4月より2024年3月まで長崎大学・核兵器廃絶研究センター客員研究員。2017年4月より法政大学、東京医療学院大学院、多摩大学にて非常勤講師を経て、2022年4月より多摩大学グローバルスタディーズ学部・専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • にたいも

    広島の被爆者である切明千枝子さんの聞き書きであるとだけ思って読むと予想と異なるかもしれない。本書は、長崎の被爆3世である著者が難病や研究所の雇い止めに遭い、そして、思うような回答が研究として得られていないと思う葛藤をくぐり抜け捉え直し、切明さんとの13年間55回にわたる(そしてこれからも続く)個人史の聞き取りが、〈私たちの復興とは何か〉という対話に変容していく過程を描いた研究の記録である。一人ひとりの被爆体験は異なる。それを聴く時に、私たちが何を思えばよいのかたくさんの示唆を与えてくれる本である。

  • らいぱち

    原爆投下から80年。なんか読みたいけど、何を読めば、と考えてる方、昨年、日本被団協がノーベル平和賞を取ったそうだけど、広島、長崎の被爆者って誰、と思う方。おすすめです。タイトルに「対話」とあるように、この本はある被爆者と対話した、40代の女性研究者の記録です。原爆被害とは何か、今を生きるわたしたちが学ぶべきことが何かが、くっきり浮かんできます。

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