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ISBN 10 : 4867570990
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突然の別れから始まった、もう誰も失わないための学校・地域・市民によるAED普及の取り組み。「ASUKAモデル」という希望はこうして生まれた。AED大使・有森裕子氏(元プロ女子マラソン選手)推薦!
2011年9月29日、駅伝選考会に参加していた小学6年生の桐田明日香さんが突然倒れ、救命のチャンスを逃したまま帰らぬ人となった。その原因の一つは現場で見られた“死戦期呼吸”やけいれんを「まだ呼吸がある」と誤認し、心肺蘇生やAED(自動体外式除細動器)の使用が遅れたことだった。この悲劇を二度と繰り返さないために、遺族と教育委員会、専門家が協力して生み出したのが「ASUKAモデル」である。“迷ったらすぐに胸骨圧迫とAED”という明確な指針を示し、教員だけでなく児童も含め学校全体で命を守る体制をつくりあげた。事故の記録・検証とともに、「ASUKAモデル」誕生の経緯、そして一つの命が遺した大きな教訓と希望が全国へ広がるまでの歩みを、遺族の想い、論説、そして関係者の座談会を通して丁寧に描きだす。
【著者紹介】
桐淵博 : 中学校数学科教師、中学校長、さいたま市教育委員会教育長、埼玉大学教育学部教授を経て、現在、公益財団法人日本AED財団理事、文部科学省学校安全の推進に関する有識者会議委員
桐田寿子 : 桐田明日香さんの母。元埼玉県立病院看護師。「公益財団法人日本AED財団」メッセンジャー。「NPO法人つなぐいのちの輪バイタルネットジャパン」事業:「さいたまPUSH」顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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