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ISBN 10 : 4864050996
Content Description
熊野の地にちらばる社殿をもたない神社群…簡素な石組みと灯篭の先には、天をつく巨樹、太古の噴火による大岩などが鎮座する。山中や谷深き川沿いにひっそりと残された自然崇拝の聖所をめぐり、黒潮が運んだ信仰の古層を確かめる探訪記。
目次 : 第1章 なぜ「矢倉」と付けたか―その命名由来をさぐる/ 第2章 洞尾の地名と樹木信仰―古座川流域の矢倉系神社/ 第3章 古の拝所はどこに―日置川上流域の矢倉神社/ 第4章 「島の神」と呼ばれた聖所―串本町里川の矢倉明神/ 第5章 残る「夫婦神」の言い伝え―太間川上流の矢倉神社/ 第6章 「いつ」「だれが」勧請したのか―高倉神社の由来と伝承/ 第7章 祭神として散らばった高倉下―大社のお膝下・本宮町/ 第8章 五つの謎に迫る―日足高倉神社をめぐって/ 第9章 最後はロープが頼り―熊野川町奥地の高倉神社/ 第10章 悠久の自然への畏怖―無社殿神社の祭り
【著者紹介】
桐村英一郎 : 1944年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。1968年朝日新聞社入社。ロンドン駐在、名古屋本社経済部次長、大阪本社経済部長、東京本社経済部長、論説副主幹などを務めた。2004年末の定年を機に東京から奈良県明日香村に移り住み、神戸大学客員教授として国際情勢などを教える一方、古代史を探究。2010年秋から三重県熊野市波田須町に住んでいる。三重県立熊野古道センター理事。海の熊野地名研究会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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