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平安王朝と源平武士 力と血統でつかみ取る適者生存 ちくま新書

桃崎有一郎

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480076137
ISBN 10 : 4480076131
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『源氏物語』で描かれる雅な世界の裏では、武士が暴力で支配する社会があった。血の入れ替えと殺し合いで、源氏と平氏が武士の代表格になっていく背景を描く。

【著者紹介】
桃崎有一郎著 : 1978年、東京都生まれ。2001年、慶應義塾大学文学部卒業。2007年、慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学、博士(史学)。現在、武蔵大学人文学部教授。専門は、古代・中世の礼制と法制・政治の関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 六点

    ちょっと強引な論点も多かったけど面白く読めた。

  • よっち

    清少納言が貴族の世界を描いていた裏には、暴力が支配する武士の世界があった。拡大・縮小を繰り返しながら、源氏と平氏が武士の代表格として確立した過程を解説する1冊。清少納言の兄を始末した源氏と増殖と血統浄化に賭けた平氏が、なぜ武士の代表格として確立されたのか。平氏が先に地盤を築きつつあったところを、どのように源氏が盛り返していったのか。藤原保昌や秀郷の子孫はなぜ同じような存在になれなかったのか。権力者との距離感や郎党として組み込まれていった過程だったり、鎌倉幕府における北条氏など、なかなか興味深い1冊でした。

  • 24年4月。『武士の起源を解きあかす〜』の続編。前著を読んでいた方がよいが必須ではない。面白く読んだが、とにかくくどくて長い。本文中の300近い注(出典、引用文献)は最後にまとめて記載されているが電子書籍ならリンクにするか画面下に表示されるようにしてほしい。それもあって、文献への評価がほぼないまま引用だけされても、どの文献なのか確認するのに手間がかかる。論旨に影響しないとしても人名の特定、同定にも強引さを感じる。(続く)

  • MUNEKAZ

    著者がちくま新書から出した『武士の起源を解き明かす』の続編。源平武士団の成立と女系の関わり、とくに藤原秀郷や藤原保昌といった「源平」と同等に成り損なった武士の系列との婚姻が、強力な武芸を生む土壌になったとする。著者は「品種改良」なんてドキツイ表現を使うが、競馬ゲームでもあるまいし、一世代の婚姻でそんなに変わるものかとも思う。まぁ妻問婚だから、妻の実家で育つことで息子の性向が変化したとしておこう。最後の鎌倉幕府についての見解もどうなんでしょ。いかにもな陰謀論っぽくもあるし…。次回作へのヒキとしては満点かな。

  • 武井 康則

    歴史娯楽ミステリーとでもいうべきか。平安期に形になってきた武士の歴史。源平はある程度分かるけれど、俵藤太や藤原保昌が歴史に出てこないのはなぜとか、義家はどうなったとか、源平その他の武士の浮沈の詳細はなど、正史では扱われない、平安期の武士団の動きがまとめてある。それはいいのだが、歴史の空白を想像で埋める。性質や行動を遺伝というなど、理論的な疑問は山ほどあるが、歴史的には無視できることだし、分かりやすい説明なので読者がいるのだろう。一歩間違えばトンデモ本の類になりそう。武士の勃興が詳細につかめるからいいか。

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