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終活の準備はお済みですか? 角川文庫

桂望実

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041149287
ISBN 10 : 4041149282
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan

Content Description

『県庁の星』の著者が贈る、超高齢化時代に必読のエンディング小説.。終活サロンに集う終わりに直面した老若男女のそれぞれの「終活」は、悔いのない人生を終えるための準備の物語でもあった。
1.鷹野亮子 55歳‥‥独身・子無し・仕事一筋で生きてきたキャリアウーマンの「終活」/2.森本喜三夫 68歳‥‥憧れの長兄が認知症になった後期高齢者三兄弟の三男の「終活」/3.神田 美紀 32歳‥‥仕事と育児に母親の介護が重なり絶望するシングルマザーの「終活」/4.原優吾 33歳‥‥突然のガン宣告で人生が一変した若き天才シェフの「終活」/5.三崎清 53歳‥‥70歳で貯金ゼロの未来予想図を突き付けられた終活相談員の「終活」。なんとなく、後回しにしがちな「終活」。エンディングノート、遺書、相続、お墓。人生のしまいかたのヒントが満載の実用「終活」小説。




【著者紹介】
桂望実 : 1965年、東京都生まれ。大妻女子大学卒業。会社員、フリーライターを経て、2003年『死日記』で、「作家への道!」優秀賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • のんちゃん

    葬儀社千銀堂の子会社の満風会は終活アドバイスを無料で行っている。相談員三崎清を通して、この場に相談くる人々とその家族の物語。満風会が配布する終活ノートには自分史を記す箇所があり、それを記す事により自分の人生を折々で見直す事が必要と清は説く。私の目の病はご報告済みだが、実は今年、夫も大病を患い約半年の入院を余儀なくされた。これからのお金と時間の使い方の見直しを説く清の言葉に大いに頷く。遺言書、相続、お墓問題も話の中に組み込まれ勉強になった。人生の終わりは誰も前もって知る事はできない。時々の見直しは必要だ。

  • 楽駿@新潮部

    読書会仲間本。そろそろ、早めに終活を考えなければいけない時期なのかもしれない。けれどこの本は、終活と言うよりも、その人生の時期に応じて、自分の生き方の見直しをすることの大切さを説いているように思う。20代であっても、30代であっても、就職や結婚、出産のタイミングで、それまでの生き方や、お金の使い方ではやっていかれない時期が来る。その都度見直しは必要。自分を振り返っても、入院した時、結婚した時、家を購入した時、会社がつぶれた時、相方が病んだ時、関西に転居した時、戻ってきた時、その都度、考え直してきた。→

  • ベローチェのひととき

    妻から廻ってきた本。5編からなる連作短編集。定年間近の女性会社員、長兄が認知症になった高齢の3兄弟、余命僅かなまだ若い天才シェフなどが各編の主役となっている。それぞれ、ここまで生きてくる間には色々なことを経験している。終活というのは自分の人生を閉じるための準備ではあるが、それ以上に現在の自分と昔描いていた未来との違いを認識し、現在の自分の人生を見つめ直すことであることを教えられた。

  • akiko

    終活という言葉が一般的に広まっているけれど、実際に取り組んでいる人がどれくらいいるんだろう?人生は計画通りにはいかないものだと思っている私。計画を立てて、見直しもしていく、確かに不安は減るんだろう。真剣に考えるべき内容だけど気軽に読めた。桂望実さんの小説は久しぶりでした。

  • りょう

    終活って言うと、お葬式とか遺産とか、せいぜいが末期医療っていう印象だけど、これからの人生の見直しを適宜していく、と考えるといつでも必要で大切に思える。そんな庶民のあれこれが、楽しく納得的に描かれています。

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