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ISBN 10 : 4790715507
Content Description
11世紀後半、ビザンツ帝国は未曽有の危機に直面していた。対外的危機が日増しに昂進するなか、門閥貴族が皇帝権力を巡って抗争を繰り広げたことが政局の混迷に拍車をかけた。激動の歴史を追い、最新の印章学研究の成果を駆使して権力闘争の当事者である貴族たちの実像に迫り、一連の抗争の最終的な勝利者となったアレクシオス1世が強固な権力基盤を獲得し、新たな支配体制を樹立するまでの軌跡を論究する。
目次 : 十一世紀ビザンツ政治過程論の射程―課題と方法/ コンスタンティノープルの都市騒乱―皇帝改廃劇のシナリオ/ ビザンツ軍事貴族の実像/ ビザンツ貴族反乱の東と西―十一世紀中葉の事例から/ イサキオス一世とコンスタンティノス十世の治世をめぐって―過渡期のビザンツ皇帝政権/ ロマノス四世ディオゲネスの「敵」―マンツィケルトへの道/ ビザンツ領小アジアの解体/ バルカンの兵乱/ アレクシオス一世の権力確立過程―軍幹部構成と陰謀事件の分析から/ ビザンツ属州行政と名望家層―コムネノス朝期のテッサロニケ地域を軸に/ コムネノス朝支配体制の存続―アレクシオス1世没時の権力闘争を軸に
【著者紹介】
根津由喜夫 : 1961年群馬県生まれ。金沢大学法文学部史学科卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専攻、ビザンツ帝国史。現在、金沢大学人間社会研究域歴史言語文化学系教授(人文学類担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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MUNEKAZ
読了日:2017/11/09
杞人
読了日:2012/05/29
テキィ
読了日:2012/05/02
じょあん
読了日:2020/01/30
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