Books

文豪文士が愛した映画たち ちくま文庫

根本隆一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480434913
ISBN 10 : 4480434917
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和を代表する作家が新聞や雑誌を中心に寄稿した映画に関する文章を集める懐かしく魅力的なシネマ・ガイド。“映画を見ていなくても楽しめる”オリジナル・アンソロジー。「映画黄金時代」の名作、傑作を中心に作品を選定。

目次 : 第1章 アメリカ映画を読む(「怒りの葡萄」とアメリカ的楽天主義(福永武彦)/ 「陽のあたる場所」を見る(高見順) ほか)/ 第2章 ヨーロッパ映画を読む(「女だけの都」への所感(林芙美子)/ 日本脱出の夢(開高健) ほか)/ 第3章 憧れの映画スタア/映画人(チャールズ・チャップリン/ ジャン・コクトオ ほか)/ 第4章 文豪文士と映画(「カリガリ博士」を巡って/ 映画界を斬る ほか)/ 第5章 文豪文士、映画を語る(太宰治先生訪問記(関千恵子)/ 永井荷風先生映画ゾラの『女優ナナ』を語る(永井荷風(聞き手:角田敏夫、石井柳子)) ほか)

【著者紹介】
根本隆一郎 : 1961年埼玉県所沢市生まれ。中央大学法学部中退。「NPO法人古き良き文化を継承する会」代表理事として展覧会やイベント、出版企画・編集など手掛けている。出版企画として『’S Wonderful 華麗なるミュージカル映画の世界。』(開発社2008 第27回雑学出版賞受賞)、『野口久光 シネマ・グラフィックス』(開発社2011)、『談志映画噺』立川談志著(朝日新書2008)、『「ライヴ・イン・ジャパン」コレクション1966‐1993』鈴木道子編(河出書房新社2014 第27回日本ミュージック・ペンクラブ著作出版物賞受賞)、『野口久光 ジャズの黄金時代』(ヤマハミュージックメディア2017)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    父が図書館から借りて薦めてくれた本でした。意外とありそうで、なかった文豪達による映画批評集。父は松本清張によるスリラー映画評を特にお勧めしてましたが、読みやすいし、視点が独特で興味深い。個人的には江戸川乱歩によるヒッチコック映画縛りが面白かったです。ヒッチコックの奥様の人柄や今後、作られる映画についての言及には思わず、ニヤリとする。

  • マカロニ マカロン

    個人の感想です:B。1940年代(戦前含む)〜70年代の映画雑誌、週刊誌などへの「文豪文士」たちの寄稿をまとめた映画エッセイ集。その時代の映画なので、黒澤作品、チャップリン作品、『怒りの葡萄』、『美女と野獣』(ジャン・コクトオ監督)とあと数本しか見たことがない。ナチの肝いりオリンピア映画を高見順氏、高村光太郎氏が褒めまくっているのは時代性か。一方戦争直前の1941年にジャワで高見順氏が『独裁者』を見た時の現地の人の反応は複雑だ。江戸川乱歩氏、松本清張氏のヒッチコック評は的確だと感じた

  • koji

    本書で、川端康成が、原作と映画について、すぐれた映画は、まず第一に原作に忠実でないこと、次に原作の文藝的技術に映画的な批評が加わっていることと書いています。私は、映画「砂の器」にそれを見ていたので、思わずハハンと膝を打ちました。さて本書。文豪文士の映画評や映画エッセイを集めて1冊の本にするという野心作です。よくぞこれだけ渉猟し選んだものです。唯全47編の中で好き嫌いはあります。好きを挙げると、川端康成のMモンロー、井上ひさしのハリーライム、カリガリ博士3題。そして何と言っても江戸川乱歩のヒッチコック論。

  • ayako

    名だたる文豪も映画を見て、いろいろな思いを抱いていたのですね。文豪たちの存在がほんの少し近づきました。

  • 四谷/まい

    江戸川乱歩のヒッチコックが来日した時の様子を綴ったリポートが面白かった。谷崎潤一郎や佐藤春夫、高村光太郎などが映画についての感想を書いているのが意外だった。三島由紀夫のコクトー愛がとても暑苦しくて面白かった。内田百鬼園先生の4DXに繋がる構想は先見の明があるなぁと感服した。想像力をどんどん失う現代人で恥じ入るばかり。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items