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「豊かな地域」はどこがちがうのか 地域間競争の時代 ちくま新書

根本祐二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480066916
ISBN 10 : 4480066918
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人口減少と経済衰退がすすむ今、減り続ける「パイの奪いあい」が大きな問題になっている。駅前や商店街に人が来ない地域、若者がいなくなり限界集落と化した地域、市町村合併で弱まる地域―。しかし、その一方で確実に成長しつづける地域もある。そうした「豊かな地域」は、いったい何がちがうのか?そこではどういうことが実践されているのか?本書は人口分析の手法から、北海道から沖縄県まで11の地域を検証し、シティ・マネジメントのあるべき姿を提唱する。日本全国の地域に、生きるための術を伝える一冊。

目次 : 第1章 地域間競争の時代がはじまる(地球規模の地域間競争がはじまる―進む情報化とグローバル化/ 観光・生活・企業誘致の大競争/ 必然の流れには逆らえない ほか)/ 第2章 「豊かな地域」はどこがちがうのか―図で読む11の町の物語(忘れられた資源を発掘した町―三重県津市白山町「資源発掘」/ 衰退する駅前と伸びる郊外の町―千葉県木更津市「地域内競争」/ 歴史の流れに逆らおうとした町―北海道夕張市・占冠村「民から官へ」 ほか)/ 第3章 シティ・マネジメントへの誘い―客観的データで地域を経営するために(地域を知る方法1―長期人口推移/ 地域を知る方法2―コーホート分析/ 地域を知る方法3―従業・通学分析 ほか)

【著者紹介】
根本祐二 : 東洋大学経済学部教授兼PPP研究センター長。1954年鹿児島県生まれ。78年東京大学経済学部卒業、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。地域開発部、米国ブルッキングス研究所客員研究員、設備投資研究所主任研究員、地域企画部長などを経て、06年、現職に就任。専門は公民連携、地域再生、公共施設・インフラ。内閣府、国土交通省などで公職多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • きいち

    例えば住みやすさランキング等で話題になる様々な数字。経済的な指標、社会的な指標さまざまあるけれど、究極はこの「人口」だ。数字になることもならないこともひっくるめた、総合的な判断の結晶なのだから。◇以前に、さまざまなムラでUターン・Iターン者を増やすためのお手伝いをしていたことがある。驚いたのはどこも、「自分のムラのいいところを全然認識してない」ことだった。うちは雑木林ばかりで…ってそれ逆に自慢ですからっ!うまくいってたところには大抵、ヨソ者の視点があった。でもそれはスタート地点。その先は、当事者の世界だ。

  • 遅筆堂

    つまんね。この書きようが分析をしているということではないと思う。だらだらとその地域の歴史と発展衰退の経緯を書き連ね、若干、分析っぽいコーホート図は示しているが、ではどうするというその先が述べられていない。だからなんなんだよというレベル。そもそもタイトルと内容の乖離が激しい。残念ながら参考にならない。

  • takizawa

    年代別人口増減図(コーホート図),国勢調査の従業地・通学地などの統計を用いて地域の人口増減の理由を分析した本。地域活性化=アイディアの世界というイメージが強いが,地に足をつけて人口減少政策を考えるなら実証データが強い。この手法はスタンダードな方法として定着していきそう。地域の実例も,歌舞伎町洗浄とかUSJと他のテーマパークの違いなど,身近な話題が豊富で面白かった。

  • 1.3manen

    本屋で気になっていた本。地域の人が地域のことを知っているとは限らない(022頁)。だからこそ、大学人らが調査研究したりして、魅力を発見し、まちづくりの助言を行っているのである。人口階層の図式(026頁)からすると、評者は子育て世代だが、自分の暮らしで精いっぱいで手が回らないSNEP的な暮らしでは、地域地域といってもなかなか信用できない。衰退する駅前(058頁〜)ゆえに、卑近な事例では国道沿いに駐車場を広くとってスーパーが進出してきている。成否はどうかと思うが。コーホート図は世代分析には重宝するものだな。

  • きょん。

    私が読むには多少背伸びした内容だったけれど、人口移動に注目して都市を分析していくのは面白いなと思った。自分の住んでいる街のことを客観的に捉えてこそ見つかる復活のための解決策はあるんだろうな。むやみやたらとゆるキャラやらキャンペーンやら打ち出せばどこでも成功するってわけでもないと思うんだよね。そんなことを考えたりもしました

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