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ISBN 10 : 4862852505
Content Description
「オリエント世界」に関心を持つ者は、野心的な政治家や探検家ばかりでなく、知識人、商人、修道士など幅広い人々であった。数世紀に及びアジアに関する地理情報や広範な知識が蓄積されてきたが、それらを踏まえて、ヨーロッパの実情、特にイタリアの宗教・思想状況を視野に入れてキリシタン時代の日本を考察し、この時代に特有の世界史的意義を呈示する。
目次 : 第1章 ルネサンス史のなかの日本―近代初期の西欧とアジアの交流/ 第2章 ニッコロ・デ・コンティの旅路と地図制作およびアジア再認/ 第3章 イタリア人の訪問者・熟知者と日本―鹿児島ノート/ 第4章 ザビエルと時代の課題―ルネサンスの霊魂不滅論/ 第5章 パドヴァ大学の伝統と霊魂不滅の問題―一六世紀世界における宗教と哲学思想/ 第6章 ローマ・ルネサンスと世界―ヨーロッパ域を超えるヒューマニストと航海者たち/ 第7章 カトリック復興期のヒューマニスト フランチェスコ・セルドナーティ/ 第8章 フマニタス研究の古典精神と教育―イエズス会系学校の誕生頃まで/ 補論(ヨーロッパ史から見たキリシタン史―ルネサンスとの関連のもとに/ イタリア・ルネサンスにおけるプラトン哲学とキリスト教神学)
【著者紹介】
根占献一 : 1949年生。学習院女子大学国際文化交流学部教授。現在同大学図書館長。博士(文学、早稲田大学)。ルネサンス思想・文化史、東西交流史。主要業績『ロレンツォ・デ・メディチ―ルネサンス期フィレンツェ社会における個人の形成』南窓社、1997年(第20回マルコ・ポーロ賞受賞作品。1999年重版)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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