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ISBN 10 : 486503112X
Content Description
ベンヤミンの革命と救済の歴史哲学を読み解き、その問いを歴史の危機のさなかに受け継ごうとする哲学の試み。命あるものを犠牲にしながら続く歴史を逆なでし、死者とともに生きる道筋を、進歩の残骸を縫って切り開く非連続的な歴史へ。
目次 : ベンヤミンの歴史への問いを受け継ぐために/ 1 想起と救済(想起からの歴史―ベンヤミンの歴史哲学/ メシアニズムなきメシア的なものの系譜―ベンヤミンとデリダの「メシア的なもの」をめぐる思考)/ 2 ベンヤミンとハイデガー(反転する時間、革命としての歴史―ベンヤミン、ブロッホ、ローゼンツヴァイクと初期ハイデガー/ 救済と命運―歴史をめぐるベンヤミンとハイデガーの対決)/ 3 歴史の媒体(切断からの像―ベンヤミンとクレーにおける破壊と構成/ 像における歴史―ベンヤミンの歴史哲学における構成の理論)/ 4 名もなき者たちの歴史へ(「歴史の概念について」ハンナ・アーレント手稿―解題と翻訳/ 抑圧された者たちの伝統とは何か―ベンヤミンの歴史哲学における歴史の構成と伝統)/ 残余からの歴史のために
【著者紹介】
柿木伸之 : 1970年鹿児島生まれ。専門は、二十世紀ドイツ語圏の哲学と美学。広島市立大学国際学部教授を経て、2021年4月から、西南学院大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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