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ISBN 10 : 4582703283
Content Description
言語の可能性を生涯にわたり問い続けたベンヤミン。その思考は晩年、歴史を語る言葉の探究として展開していった。「翻訳」と「想起」から言語の可能性を切り開く、その思想の核心に迫る。
目次 : 序章 ベンヤミンの言語哲学の射程(天使という思考の像/ 今、ベンヤミンとともに言語を問う/ ベンヤミンの言語哲学の射程)/ 第1章 翻訳としての言語へ―「言語一般および人間の言語について」の言語哲学(ベンヤミンの言語哲学をめぐる思想史的布置/ 言語とは媒体である/ 言語とは名である/ 言語とは翻訳である)/ 第2章 「母語」を越えて翻訳する―「翻訳者の課題」とその布置(ディアスポラから言語を見つめ直す/ ベンヤミンとローゼンツヴァイクにおける言語の創造としての翻訳/ 言語のディアスポラを生きる翻訳)/ 第3章 破壊による再生―あるいは言語哲学と歴史哲学の結節点(迂路を辿る言語/ 像としてのアレゴリー/ 言語哲学と歴史哲学の結節点)/ 終章 歴史を語る言葉を求めて(認識批判としての歴史哲学/ 想起にもとづく歴史の言葉へ/ 過去の像としての歴史を語る言葉)
【著者紹介】
柿木伸之 : 1970年鹿児島市生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。上智大学大学院哲学研究科哲学専攻満期退学。上智大学文学部哲学科助手等を経て、広島市立大学国際学部准教授。博士(哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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