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言語vs認知の脳内抗争史

柴田勝征

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784763407528
ISBN 10 : 476340752X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan

Content Description

世界の認知論を一変させるズームイン型(東洋脳)とズームアウト型(西洋脳)仮説の提唱!欧米文化崇拝の迷信を打破し、忘れられた日本人研究者たちの独創的かつ画期的な研究成果を基盤にすえて、新たな「世界歴史言語学(比較歴史認知言語学)」を提唱。東洋脳という深層構造と、西洋脳という表層構造との、近代日本人の脳内抗争史。

目次 : 第1章 世界歴史言語学は「物証」によって世界史像を根底から覆す(「インド・ヨーロッパ祖語」の発見/ 中国甲骨文字が語る連体修飾の語順の逆転 ほか)/ 第2章 ズーム型認知と統語語順の相互作用仮説を補強するさまざまな文献を読み味わう(ユークリッド『(幾何学)原論』の古典ギリシャ語/ ホイジンガ「中世の秋」が描くヨーロッパ人の脳内抗争期における日常生活 ほか)/ 第3章 ズーム型認知と統語語順の仮説から見た人類の言語の起源―歴史言語学抜きの「言語の起源」国際論争、会議は踊る(現生人類の言語は「神との対話」(宗教)から始まった/ チャン・デュク・タオ『言語と意識の起源』(岩波現代叢書)を読む―言語の起源は自己意識の発生と不可分であり、鳥や獣の鳴き声が発展・進化したようなものではない ほか)/ 第4章 ズーム型認知仮説の視点から大正デモクラシーと昭和ファシズムを捉え直す―ズームイン型(“東洋脳”)深層構造vsズームアウト型(“西洋脳”)表層構造という近代日本人の脳内抗争(国際連盟における柳田国男の活躍―非ヨーロッパ社会における教育ではヨーロッパ式教育は適さない/ 鹿野政直『大正デモクラシーの底流―“土俗”的精神への回帰』(NHKブックス)を読む ほか)

【著者紹介】
柴田勝征 : 1943年、太平洋戦争末期の東京に産まれる。1968年、東京大学大学院理学研究科数学専攻修士課程を修了し、大阪大学に就職。後に埼玉大学に転勤。この間、代数的位相幾何学の研究に従事し、日本数学会、アメリカ数学会、フランス数学会などの学術雑誌に研究論文を発表。フランス、スイス、ポーランドなどで総計約8年間の在外研究。NPO法人「言語研究アソシエーション」理事、福岡大学理学部名誉教授、埼玉大学名誉教授。2014年急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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