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秘曲金色姫

柴田勝家

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120059001
ISBN 10 : 4120059006
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

「秘すれば、花なり」
そう微笑んだ彼女は、美しかった。
この世のものではあり得ぬほどに。

足利義政、豊臣秀吉、水戸光圀。
時の権力者が求めたという幻の能曲『金色姫』が謡うのは、不老長寿の祈りか、世界を滅ぼす呪いか――。

能×サスペンス×百合の歴史ロマン奇譚、開幕!

【著者紹介】
柴田勝家 : 1987年、東京都生まれ。作家。2014年「ニルヤの島」で第2回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞しデビュー。2018年「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」で第49回星雲賞日本短篇部門を受賞。2021年、「アメリカン・ブッダ」で第52回星雲賞日本短篇部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 本の蟲

    能楽研究者の書庫から、失われた稀曲「金色姫」の記述を発見した書生。書生をしていた祖父の日記で「金色姫」を知ったホテル経営者。水戸光圀が主役のドラマで、脚本にあった能の演目「金色姫」を調べ始めた役者。呪われた秘曲が世に出ようとする時機、不思議な女性があらわれ、次々と不幸が訪れる。彼女は誰かの生まれ変わりなのか、それとも…。何が本当かわからない話。核心部分は、これまで語られた大きな歴史の流れからみると、肩透かしかつ消化不良で好みが分かれる。正直もっとオカルティックな内容を期待していたのだが…

  • TSUBASA

    コロナ禍のトー横、ダンス動画でバズってた家出少女キャイコの元へ訪れたジロー。キャイコに請われ、訪れたホテルには死体があり、ジローはその遺棄を手伝う。一方で大河ドラマの中で描かれた失われし能の『金色姫』。蠱惑的な響きを持つその作品を求める者たちが不幸に会う。その秘曲の正体、そしてジロー、キャイコとの因縁は。現代と戦国時代の間を行き来し、なぜ幻の作品足りえたかを追うをドラマが見ごたえある。ラストの雪の中での『金色姫』が得も言われぬ美しさ。欲を言えば能ならではの表現をもっとぶち込んでほしかったというのはある。

  • 女神の巡礼者

    面白かったというか、あやかしの世界に迷いこんでしまい、不可思議な時間を過ごした感じでしたが、最後には作者の掌で転がされていたことに気付かされて唖然。時と登場人物が異なるいくつもの断章が、蚕の吐き出す絹糸が絡み合って糸となるように収束していき結末を迎えましたが、これはミステリ小説だったのか、それとも幻想的な伝奇小説なのか、あるいは二人の少女が辿った数奇な人生の物語だったのか。読み終わった今でも確信が持てないのは、作者の術中にはまったままだからなのでしょうか。とにかくジャンルを越えた傑作でした。

  • 雪駄

    いい話だとは思うけど、ニルヤの島大好きの自分としてはコレジャナイ感がある。これは柴田勝家にしか書けない!って感じがない…期待している大きな部分がないように感じる。ただエモさはある。うーん。ちょっと残念な気分。

  • Hanna

    能楽「秘曲金色姫」を題材にしたミステリー。殺人から始まり、あちゃ〜と思ったものの、そんなに怖いことはなくホッ。。。

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