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スーサイドホーム 二見ホラー×ミステリ文庫

柴田勝家

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784576220673
ISBN 10 : 4576220675
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan

Content Description

豹変した父親が発した謎の言葉、酒場で渡された呪われた家族写真、動画配信者に依存する女子大生の家に繰り返し送られてくるひしゃげた荷物…奇妙な事件に巻き込まれた人々の前に現れる謎の女・羽野アキラ。彼女は自分を、ネット上で半ば都市伝説となっている霊能者「助葬師」だと名乗る。事件の背後に何者かの意思を感じ、調査を進めるアキラはやがて呪いの根源へ導かれていく。

【著者紹介】
柴田勝家 : 1987年東京都生まれ。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻博士課程前期修了。在学中の2014年、『ニルヤの島』で第2回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞し、デビュー。民俗学・文化人類学の知見に最新の科学技術を織り交ぜた作風で知られる。2018年、「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」で第49回星雲賞日本短編部門を、2021年、「アメリカン・ブッダ」で第52回星雲賞日本短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 眠る山猫屋

    心霊案件にアドバイスをくれる助葬師が関わる不穏な事件。サンリンボウって聞いた事はあったけれど、あんな恐ろしい文字を宛てるんだ、怖ッ。サンリンボー、台湾ルーツの呪いの写真、歪んだダンボールの宅配。そして姿を現した助葬師は・・・ちょっとふやけた感じの女子大生アキラ。掴み処の無いアキラの過去が明らかになるにつれ、物語は加速していく。ヒシヒシと身近に寄せてくる気持ち悪い“呪い”。最初は目的の見えないアキラだが、真実が分かれば好感しかない。最後まで読むと、リオンや古河さんも見方が180度変わってくる。巧いな。

  • さっちゃん

    ネットで噂される霊能者「助葬師」を中心とした4編。1章は「サンリンボー」という謎の言葉を発して狂気に染まってゆく父親。2章は呪われた家族写真。3章は女子大生の家に繰り返し届く宅配便。4章はそれまでのエピソードが違う視点で語られ、少しずつリンクした物語が一気に繋がる。各章残る謎に引っ張られて一気読み。怪異の描き方が物足りなく感じるか、抑えたトーンがより心をザワつかせるかは人それぞれだけど、私はずっと嫌な匂いを嗅がされているようだった。理由や意味、対処法も解決策も分からない恐怖が纏わりつく一冊。続編希望。

  • うまる

    連作ホラー。読み進めるほど繋がりが見えてきて、得体の知れない怖さが高まります。呪い系なので、霊的なものが出てくるやつとは別の怖さがありますね。今後はアレが載ってるカレンダーを見るのが怖くなりそう。最終章で明かされる繋がりも驚きだし、それまでの章で何故そういう行動をとったのかわかるのが、とても面白かったです。人物関係を確認するために軽く2周目読んだら、1周目では気付かなかった所が色々あって、更に楽しめました。ネット界の霊能者「助葬師」なる存在も面白いし、続編も期待したいです。

  • キナコ

    民俗学×ミステリーの記載に惹かれて購入。でも思っていたのとはちょっと違ったかな?様々な時系列からストーリーが進んでいく。初期設定として台湾の風習は初めて読んだので面白いとは思ったが、ホラー要素は少なめだし主人公であるアキラの正体というか、立場が最後に明かされるが、どこかアンフェアな感じが残った作品。知らない風習を知るのは楽しかったが、ホラーミステリーとして面白かったかというと、好みが分かれるかな。

  • くまちゃん

    呪い系ホラー。蟲毒などは有名ですが知らないモノも多かった。あまり期待しないで読みましたが(失礼)とても面白かった。

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