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ゴーストケース心霊科学捜査官 講談社タイガ

柴田勝家

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062940566
ISBN 10 : 4062940566
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan

Content Description

地下アイドル・奏歌のCDが誘発する、ファンの連続自殺事件。CDの呪いの科学的解明に挑むのは、陰陽師にして心霊科学捜査官の御陵清太郎と警視庁捜査零課の刑事・音名井高潔のバディ。奏歌は自殺したアイドルに祟られているという。事件の鍵となる、人間が死後に発する精神毒素“怨素”を追って、地下アイドルの光と影に直面した御陵と音名井が導き出す「呪いの構造」とは?

【著者紹介】
柴田勝家 : 1987年東京都生まれ。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻所属。外来の民間信仰の伝播と信仰の変容を研究している。戦国武将の柴田勝家を敬愛する。2014年、『ニルヤの島』が第2回ハヤカワSFコンテストで大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • sin

    漫画や小説を原作にドラマ化した作品とは逆に、ドラマを小説にしたようなやたらキャラだちが過ぎる刑事もの?その設定に霊を数値化することで犯罪捜査のジャンルを増やしたところが味噌ではあるが、主人公はその科学的スタンスには相反する陰陽師、その相棒が今回の話にはタイムリーだが今後も活かせるのかアイドルオタクの強面刑事、緊迫するはずの捜査一課とのライバル関係も曖昧ときては出たとこ勝負な感じは否めない。

  • geshi

    幽霊とミステリ、本来は相いれないものを「心霊科学」という特殊設定の下で融和させ、「幽霊だから」と逃げられる部分とそうでない部分のバランスをとっている。バディものとしても、個性的な捜査メンバーのチームものとしてもキャラ要素抜群。アイドルの光と影に宗教的信仰心を組み合わせたアイドル論+民俗学の解説は濃いのに外野の人間でも分かりやすい。仕掛けは予想できるものだし、トリック成立させるために都合よすぎる部分はあるが、綺麗にまとまっている。心情を平の文で出し過ぎて人物が浅薄に見えちゃうのはライトノベルゆえやむなしか。

  • ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう

    霊による事件が科学的に証明され、捜査対象となっている世界。科捜研ならぬ霊捜研に、警視庁には捜査零課。そこに所属する一見浮浪者、陰陽師の御陵と、一見真面目な音名井のバディが挑むのは、アイドルの祟りによる連続自殺事件。精神霊素「怨素」やら、「死後犯罪」「祟り事案」など耳慣れない言葉が続くし、意外とキャラクタも多いので混乱しそうなものの、キャラ立ってるし、ストーリー的には面白いし結局誰がどうやって祟ってんだ?それとも殺人事件なのか?というミステリ要素もあり面白かった!次モデルなら是非読みたい!

  • のりすけ

    奇しくも連続でアイドルをテーマにした作品を読んでしまった。登場人物の名前が把握しきれずに「誰?」となったけど、若い人はすらすらおぼえはるんだろうな、チッキショー。もっとイロモノ系かと思ってたら意外にきちんとミステリ&オカルトしていてびっくり。名前以外はメインキャラもそれなりに立ってたし良かったんじゃないかしら。

  • ami*15

    地下アイドルの呪いのCDによるファンの連続死の謎とは、心霊関連の事件を科学的に解明するという内容に不思議な空気が漂った。次々に事件と関連してくるようなアイドルの名前が出てきたところに脳内が整理できなくなってきたけど、まあ心霊と科学がテーマのミステリーなので心霊現象と科学の関係性についてのネタは心霊現象はどちらかというと信じない派の私には面白いネタだったと思う。内容というよりは御陵の独特な喋り方がかなり気になりました。あと大まかな内容からズレるけど地下アイドルのライブの熱気が凄すぎる(^^;;

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