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あらゆることは今起こる シリーズ ケアをひらく

柴崎友香

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784260056946
ISBN 10 : 4260056948
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

眠い、疲れる、固まる、話が飛ぶ、カビを培養する。それは脳が励ましの歌を歌ってくれないから?――ADHDと診断された小説家は、薬を飲むと「36年ぶりに目が覚めた」。私は私の身体しか体験できない。にしても自分の内側でいったい何が起こっているのか。「ある場所の過去と今。誰かの記憶と経験。出来事をめぐる複数からの視点。それは私の小説そのもの」と語る著者の日常生活やいかに。SFじゃない並行世界報告!

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hiro

    柴崎さんの本は『きょうのできごと』から読み出し、関西人には大変読みやすかったので、続編を読み、さらに増補新版も出ていることを知って読むほど、たいへん好きな作品だった。その後も、小説だけでなくエッセイも含めてコンスタントに手に取る作家さんとなり、最新刊の『続きと始まり』を読んだあとすぐにこの本を知って読んでみた。深く知らなかったADHA・ASDや発達障害などの特性や症状なども知ることができ、読む価値があった本と思った。そして、なぜだか『きょうの…』をまた読みたくなったので、続編も含めて読もうと思う。

  • ネギっ子gen

    【発達障害はなぜ、「できない」ばかりが要素にあげられるんだろうか……】「ケアをひらく」白石さん退職前の本。ADHDの診断を受け、自分の内側で起こったことを綴った書。<運動は全般にまったく不得手で、人間関係も難しかった。教科書で勉強するのは好きで学級委員系の役職もよくやっていた。学級会の話し合いを皆がなぜいやがるのかわからず(私がいわゆる「空気を読めない」からだろう)、どの学年でも意見を言う係みたいになって生徒会もやったが、行事やイベントでみんなといっしょになにかをするのはつらかった>と。うん…わかる……⇒

  • どんぐり

    医学書院の〈シリーズ ケアをひらく〉の一冊。ADHDと診断された作家が「今・ここ」で何が起こっているのかを著した当事者研究。頭の中は洗濯機が回っているように次から次と考えが浮かび、身体は一歩も動けないまま時間が経っていく。たとえばこうだ。電車に乗って空港に向かう間に時間が過ぎて飛行機に乗り遅れる。詰めすぎたかばんから肝心のモノが出てこない四次元ポケット。片づけられない部屋にあるモノの山。人に頼みごとができず、コミュニケーション先が2方向以上になるとさらに困難を感じる問題。→

  • ゆいまある

    シリーズケアをひらくにハズレなし。担当編集者白石さんが最後に手掛けたのは、芥川賞作家によるエッセイ。ある日約束した場所に行くと誰もいない。自分だけがパラレルワールドに飛ばされた感じ。注意欠陥によりお知らせが頭に届いていないのでしばしばこういうことが起きる。コンサータ服用で映画を見られるようになる。当事者の言葉は貴重で、大変興味深く読んだ。ADHDよりASD成分多めに感じるのだが最近その基準はどんどん曖昧になってる。「知識を得るのは論理的な感覚が好みだが、世界は混沌で、混沌を愛す」は今後座右の銘にする。

  • TATA

    ADHD であること、そして日々感じていることをこれほど正確に言語化した作品は他にないのだろうと思う。まさに珠玉の一冊。一体どんなことを感じ、何に共感しているのかがつぶさに示され、それを読むごとに共通点と相違点を的確に認識できる。あと、章末の余談が何気に楽しかった。医学書院さんのこのシリーズ初めてでしたが非常に興味深く読めました。巻末のシリーズ本紹介の中にも読みたいと思う本多数でした。

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