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なぜ日本のメディアはジャニーズ事件を報じられなかったのか 記者クラブという病理 平凡社新書

柴山哲也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582860801
ISBN 10 : 458286080X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan

Content Description

巨大メディアはなぜ真実が伝えられなかったのか? ジャニー喜多川、宝塚歌劇、松本人志事件、そして記者クラブという宿痾‥‥。日本の報道がダメな理由と改善点がわかる!

【著者紹介】
柴山哲也 : ジャーナリスト。1970年、同志社大学大学院新聞学科を中退し朝日新聞社入社。大阪本社、東京本社学芸部、「朝日ジャーナル」編集部、戦後50年企画本部などに所属。退社後、ハワイ大学客員研究員、米国立シンクタンク・イースト・ウエスト・センター客員フェロー、国際日本文化研究センター客員教員、京都大学大学院非常勤講師、京都女子大学教授、立命館大学客員教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Tomomi Yazaki

    BBCに大々的に世界中に発信され無視も出来ず、渋々メディアが報道したジャニーズ問題。新たなスクープもなく、只々各局とも同じ報道を垂れ流すだけ。ポリシーも節度もない。メディアの沈黙。それは隠蔽と同義語。性犯罪の隠蔽に加担していることになり、正義に反する蛮行でもある。その構図はジャニーズから得られる膨大な利益の見返りに他ならない。一時的に反省するような報道番組もあったが、先の兵庫県知事選では、またもや凝りもせず、報道しない自由の乱用を繰り返す。喉元過ぎれば熱さを忘れる。日本人としてとても恥ずかしく思います。

  • masabi

    日本の大手メディアに巣食う人権感覚の希薄さ・権力監視という役割への鈍感を筆者は指摘する。新聞・テレビ共通では特権的な記者クラブを通じて安定的に情報を入手できる一方で、権力側の情報統制の手段にもなっている。テレビでは総務省の管轄する放送免許がテレビの忖度や自主検閲を促している。過去には両方に改革の機運が生まれたが、大手メディアも含めた既得権益層の反対により頓挫した。筆者は、調査報道能力や表現の危機に際したメディア間の連帯を欧米メディアにその手本と見ているが、現状ではますます書かない自由の謳歌へと進みそうだ。

  • madoque

    「フォックス・モデル」、たしかに、在阪局はパロディ化するつもりだったのだろうが、フォックス化に堕ちてしまったと言う、ミイラ取り現象が如実に。

  • トト

    日本のメディアに巣食う問題について切り込んだノンフィクション。題名をジャニーズとしているが、導入部分であって、大手新聞社、テレビ局の闇が中心。戦前の反省から日本のメディアは政府と切り離されたにも関わらず、既存大手の既得権益を守るため、政府に物申さないメディアへと変貌。安倍政権時にMAXとなり、今に至る。報道の自由度ランキング70位前後をうろうろ、過去民主党政権時代には11位に上昇したこともある。古い男性社会が蔓延していることが全ての根源な気がします。自民党は男社会、村社会、ガラパゴス、ということらしい。

  • Go Extreme

    歌を忘れたカナリアたち メディアの沈黙 BBCの報道外圧 報道されなかった判決 カオスの記者会見 国連の問題視 クロスオーナーシップの弊害 人権意識の不在 男性中心主義社会 報道倫理の危機 松本人志問題 宝塚歌劇団いじめ事件 宝塚の虚像 報道の自由度ランキング 政治的、経済的干渉 自己検閲と忖度 言論の自由の逆旋回 フォックス・モデルの危機 編集と経営の分離 記者クラブという病理 駆け込み寺の外国特派員協会 日本版FCCの幻 放送への政治圧力 メディア寡占の弊害 首相との会食 メディア間の相互協力

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