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ISBN 10 : 4163906371
Content Description
1両目が脱線し始めてから、最後尾の7両目が停止するまでの時間は、約10秒に過ぎなかったことになる。その10秒間に快速電車の車内で、乗客の一人ひとりが、どのような経験をしたのか、それが一人ひとりの人生を大きく屈折されることになった。(第一章より)
乗員乗客107人の死者を出した、JR史上最悪の惨事・福知山線脱線事故から20年。著者は事故調査に携わるとともに、遺族、重傷を負った被害者たち、医療従事者、企業の対応など、多角的な取材を重ねてきた。
脱線・転覆の10秒間に起きたこと、そのとき生死を分けたものは何か。
重傷を負った生存者にふりかかった様々な苦悩と、再生への歩み。
事故の真因と再発防止を求めて動いた被害者の努力が、企業を変えていく。
事故とは何か、人間と技術の相克の中で垣間見える「いのちの本質」とは――。巨大事故を問い続けてきた著者の集大成的ノンフィクション。
【著者紹介】
柳田邦男 : 1936年栃木県生まれ。60年東京大学卒業。NHK記者時代の72年『マッハの恐怖』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。その後、作家活動に入り、79年『ガン回廊の朝』で講談社ノンフィクション賞、95年『犠牲〔サクリファイス〕わが息子・脳死の11日』の執筆とノンフィクション・ジャンルの確立への貢献で菊池寛賞受賞。「現代人のいのちの危機」をテーマに病気、事故、災害、公害、原発問題などのドキュメントや評論を半世紀にわたって書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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nonpono
読了日:2025/07/04
kawa
読了日:2025/06/22
ぐうぐう
読了日:2025/04/22
どら猫さとっち
読了日:2025/11/20
つく
読了日:2025/07/05
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