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ちくま日本文学 015

柳田國男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480425157
ISBN 10 : 4480425152
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2008
Japan

Content Description

文学アンソロジーのひとつの到達点として高い評価を得た「ちくま日本文学全集」を、文庫サイズで新装刊。明治から現代までの日本文学作家ベストセレクション。本巻は、独創的な民俗学をうちたてた柳田國男。

【著者紹介】
柳田国男 : 1875‐1962。兵庫県の生まれ。十二のとき茨城県の長兄のもとに移る。和歌にしたしみ、一高時代は「文学界」に詩歌を投稿。東大法科を出て農商務省に入る。役人生活のかたわら民族学にいそしみ、「石神問答」「遠野物語」「山島民譚集」を世に出す。貴族院書記官長を最後に官を辞して、民俗学に専念、「木綿以前の事」「妹の力」「海上の道」などの多くの著作によって独創的な柳田民俗学をうちたてた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ころこ

    「日本文学」として民俗学がいくつか収録されていて、ちくまのリベラル思想を感じます。「悪い場所」近代日本の影響を排除して辿り着くのは、中世史に着目するのとほぼ同じでしょう。しかし、近代に汚染されない純粋な日本の起源に遡るという欲望が、むしろ純粋な近代意識だというのは皮肉なことです。『酒の飲みようの変遷』神隠しは幼児虐待で、飲酒は好ましからざる習慣だと、次々と境界事例が消えていく昨今の風潮ですが、柳田が書いた当時も昔の日本人は酒が強く、近代に飲酒の習慣が無くなって下戸が増えたとあるのを読むと少し安心します。

  • 優希

    民俗学に難解さを感じていましたが、意外と面白いものだと感じました。

  • 優希

    民俗学に興味がわきますね。遠野物語が意外と読みやすくなっていました。ちくまで民俗学と思わされますが、充実した読書ができました。

  • ピンガペンギン

    「山の人生 抄」(1926)を読んだ。「神隠し」についての記述が多い。「東京でも以前はよく子供がいなくなった。」昔は子供がお産・病気で死ぬ確率が高く、いなくなることも多かったとあれば、成人しただけで幸運だった。いなくなるのが子供・若い女性が多いとあれば、実際は誘拐だったと思うのが、現代人の感性で、私もそう思った。赤ん坊が三歳位の大きさで牙(歯)が生えていたところ、鬼の子が生まれたといって打ち殺したなどの話もあり、昔の慕わしい習俗というより、迷信が破棄されて良かったと思わざるを得ない記述が多い。

  • かわかみ

    ちくま文庫の「日本文学」シリーズの中の一書として「柳田国男」が刊行されている。民俗学者の書いた文章が文学というくくりの文庫に収録されるのは不思議だが、実は宮本常一もこのシリーズに含まれている。民俗学の論考としては「遠野物語」、「木綿以前のこと」、「山の生活(抄)」などが収められており、民俗学者としての柳田に初めてふれようとする人にも好適だと思われる。民俗学の論考以外にも詩や随筆も収められいる。

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