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柳田國男全自序集I 中公クラシックス

柳田國男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121601841
ISBN 10 : 412160184X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

全業績を一望する自著解題。『最新産業組合通解』(明治35年)から『居住習俗語彙』(昭和14年)まで。

目次 : 最新産業組合通解(明治三五年)/ 後狩詞記(明治四二年)/ 石神問答(明治四三年)/ 遠野物語(明治四三年)/ 時代ト農政(明治四三年)/ 山島民譚集(大正三年)/ 炉辺叢書(大正九年)/ 郷土誌論(大正一一年)/ 祭礼と世間(大正一一年)/ 炉辺叢書解題(大正一三年)〔ほか〕

【著者紹介】
柳田国男 : 1875〜1962。民俗学者。1875(明治8)年、兵庫県生まれ。井上通泰の弟。松岡映丘の兄。東京帝国大学卒業。農商務省に入省し、法制局参事官をへて貴族院書記官長を最後に官を辞し、雑誌「郷土研究」の刊行、民俗学研究所の開設などをすすめ、常民の生活史をテーマに柳田学とよばれる日本民俗学を創始。1949(昭和24)年学士院会員、同年日本民俗学会初代会長。1951(昭和26)年文化勲章。1962(昭和37)年、死去。87歳。代表作に『遠野物語』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02

    101に及ぶ自著の自序を2巻に分けて時系列順(1902-1961)に収録する本書は、確かに「柳田学入門」と称する内容だ。本巻では農政官僚の傍ら著作した「最新産業組合通解」(1902)から民俗学の立ち上げ後戦前に調査した「居住習俗語彙」(1939)までを収録する。政策立案の傍ら書かれた論文調から職を辞した後の本格的調査の中での聞き書きへと文体が転換する時期だが、自序も自らの作品を鳥瞰する視点から、語り手の隣で聴取する耳に従う姿勢へと変わる自らの学の方法を仄めかし、読者の読む身体にもその姿勢を促すかに見える。

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