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放射能はなぜこわい 生命科学の視点から

柳澤桂子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784885030673
ISBN 10 : 4885030676
Format
Books
Publisher
Release Date
November/1988
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マイケル

    放射能の人体への影響をよく知っている著者による、放射能の恐ろしさを生命科学的な観点から説明した貴重な本。いつもながらのスケールの大きさでエネルギー問題を論じている。「人間は原子力に手を出してはいけません」という本書の警告もむなしく、2011年にあの福島第一原発事故が起きてしまう。「はじめに」で触れているサリドマイド薬害などの過去の教訓。地震大国の日本はチェルノブイリ事故をきっかけに教訓を活かさなければならなかった。最近また地震が多い、再稼働原発が心配。「いまからでも、おそくない」

  • ハンギ

    生命科学と詩に造詣の深い、柳澤桂子さんの本。「私たちは星のかけらでできています」というような表現にははっとしました。確かに人間を構成している物質って星が爆発してできた、水素とか炭素、酸素が多いよなーと。「ひとりの人が子供を産み終わるまでに受ける放射線の量は全部で0・0015シーベルト以下が望ましい」これは1.5ミリシーベルトという事ですよね、びっくりした。軽い読み物ですので、簡単に知識を整理するのにはいいかも。低い線量でもがんになる、と柳澤さんは認識していますし、安全側によるのなら聞いた方がいいかも。

  • yanagini_ame

    基本的なことを1つ1つ押さえようと図書館から。 30年前の本だが、福島の事故以前の出版のため、意図的な抜き出しや変な誇張が少ないのではという思いもあった。作者は当時のデータの不確実性についても言及しているので却って安心して読めた。

  • いわっこ

    あらためて今起こっていることを認識しました。

  • k2

    読み終わり、あらためて1988年の本であることに驚かされる。チェルノブイリを受けて刊行された警告の書だが、全く活かされないまま福島原発事故を迎えてしまった。ここに書かれていることがどこまで現代に通じるのかは精査する必要があるが、忘れかけていた認識を新たにするにはよい本だった。

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